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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2023年09月24日

■荒穂神社御神幸祭 4年ぶりに催行!(その2)

 9月23日(土)、4年ぶりに荒穂神社の御神幸祭が催行され、午後1時からの奉納芸能、お上り、そして御本殿前での5度の奉納芸能の演舞を終え、結びに獅子組による基山伝統の「いうぉて(祝って)三度」の〆で、荒穂神社の秋の大祭を終えることができました。



【上左:鉦風流 上右:獅子舞 下左・大名行列】

 お仮殿前での奉納芸能演舞の際、きやま創作劇で「八ツ並の姫」の主役を務めてくれたOGが、御神幸祭、奉納芸能についてアナウンス解説をしてくれました。西長野の方々で催行される鉦風流は、まさに「八ツ並の姫」で知られる八ツ並長者に関わる奉納芸能であるだけに、何かご縁を感じたところです。アナウンス解説をしてくれたこと、心より感謝いたします。


【左:アナウンス解説してくれた「きやま創作劇」OG】
【右:応援に駆けつけてくれた「きやま創作劇」の皆さん】

 また、今年度の第7回きやま創作劇「この道は 〜基肄城が基肄城とならしむる時〜」に集ってくれている皆さんも、アナウンス解説をしてくれた先輩の応援に駆けつけてくれました。本当に皆さん、ありがとうございました。

 奉納芸能が終わり、荒穂神社へ御出立です。このお上りの際、これまで氏子役員を務められた方々のお顔も沿道に見え、安堵とともに「元気」もいただきました。


【歴史的風致を向上するために美装化された参道に置かれた神輿】

 永正2年(1505)の記録に見え、500年以上の歴史を持つ荒穂神社の御神幸祭ですが、一年一年を大事に積み重ね、催行の手法も荒穂の神さまの「御行幸」である祭りの本質を失わないよう努めつつ、その時々の社会情勢に合わせていくことも必要ではないかと思います。


【神輿鳳凰の先に磐座であるタマタマ石】

 そして何よりも、お祭りは続けなければならないという関係者に重く負担を強いるものではなく、お祭りを通して一年に一度できることを持ち寄って集うことこそ、祭りの本質であり、文化遺産の社会的役割の一つだと思います。


【御本殿前での災払の演舞】

 結びに、全てを取り仕切られた氏子役員の皆さま、奉納芸能に携わられた皆さま、そして大祭に関わられた氏子や町民サポーターの皆さま、本当にお疲れ様でした。

 4年ぶりの催行、ありがとうございました。荒穂の神さまも「お喜び」でした!

追記
 御神幸祭、奉納芸能を解説してくれた「きやま創作劇」OGは、第47回全国高校総合文化祭放送部門優秀賞を受賞しています。「きやま創作劇」を巣立った皆さんが、それぞれの立場で、そしてそれぞれのできる役割で、社会で大きく羽ばたいていることに、創作劇を始めてよかったと思えるひと時でもありました。

  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 22:17Comments(0)基山の文化遺産