2020年05月10日

■我が町基山を「疫病」から守ってくれるモノ!

 今、まさに「疫病」新型コロナウィルス感染症で、多くの命と多くの方々の生活が奪われ、「藁にもすがる」思いで、どうすればいいのか迷い、悩み、苦しい日々が過ぎていっています。
 昔から疫病・災い除けとして様々な民間行事が行われ、今、広く知られるようになった妖怪「アマビエ」もその一つでしょう。
 我が町基山にも、疫病や災い除けとして集落の入り口に置かれているモノがあります。これまで当会のブログでも2012年2月28日の『街なかの「奇妙」なモノ』からはじまり、再三取り上げてきました。

 そう「疫神」です。


●疫神【城戸】

●疫神【丸林】

●疫神【野口】

●疫神【白坂】

 田植えが終わった「ガンジョウジ(願成就)」の時期と併せてつくられ、概ね6月から7月に立て替えられます。竹の棒にお札とともに稲ワラを束ねタワシ状にし、悪いものを掃き出すように竹の棒に突き刺し集落の入り口に立てられるのです。
 みなさんも、健康維持のため散歩される際に、気にかけて見てみてください。街なかにひっそりと立っています。
 なお、疫神は集落に疫病や災いが入るのを防ぐモノです。
 絶対に持ち帰らないでください。


●疫神が立てられている場所(平成30年調査時)
(『基山町歴史的風致維持向上計画』より抽出転載)

 各家々に疫病や災いが入るのを防ぐのは、これまた再三お伝えしてきましたが、「キンドの守り」です。お正月のホンゲンギョウの際に、ヤグラ火のために組み上げる竹からつくられるモノです。



●キンドの守り

 昔からある風習は個人で独占するモノではありません。集落に住む人々が集落みんなことを思い、助け合いの中から、みんなでつくり上げていくものです。大切に、その姿を見守ってくださるよう、お願いいたします。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 14:54Comments(0)基山の文化遺産

2020年05月06日

■長崎街道、現れる!

 現在、三国境交差点の東南側の竹やぶの伐採が進み、かつての長崎街道と考えられる細道が国道3号から見えるようになっています。



■見えるようになった長崎街道

 国道3号へ切り立った斜面の崩壊確認のための伐採のようですが、これまで竹やぶに邪魔され、中に立ち入ってもその姿を容易に確認できなかっただけに、貴重な場面に遭遇することができます。
 三国付近の長崎街道の多くは、ショッピングモールや高速道路のため失われていますが、明治末期から大正初期の貴重な写真や、基山町第6区が所有しておられる地籍図から、長崎街道の姿や場所を知ることができます。


■明治末期~大正初期の三国(原本を鉛筆模写改変)


■基山町第6区所有地籍図(原本へ加筆改変)

 伐採された竹やぶですが、既に新たな芽吹きも育っていますので、再び竹やぶに覆われては見ることができなくなるかもしれません!
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 14:59Comments(0)基山の文化遺産