2024年04月14日

■オキナグサ咲く「特別史跡基肄城跡」

 現在、特別史跡基肄城跡がある基山(キザン)山頂には、希少植物である「オキナグサ」が咲いています。

 昭和12年に国の史蹟に、昭和29年に同じく特別史跡に指定され、昭和前期からの自然環境と、地元の丸林、城戸の方々のご努力により、毎年防火帯として、森林の管理と野焼きが行われていました。さらには毎年暑いさなかに行っていただいている史跡地管理のための除草作業が行われてきたことから、雑草や樹木の繁茂からオキナグサは守られ、基山(キザン)の山頂に残されてきました。


■今年のオキナグサ

 令和5年に環境省による「未来に残したい草原100選」に選ばれ、①特別史跡基肄城跡がある草原、②希少植物が群生する草原、そして③近代以来続けられている草スキーのある草原の3つの顔を持つ草原として選定されています。

 3つの顔を持つ基山(キザン)です。
 どれか一つを特化して守るのではなく、互いに共生できる、そんな取組を末永くお願いします。

 古代の朝鮮式山城である 「特別史跡基肄城跡」の散策を目的に来られた際は、「特別史跡基肄(椽)城跡」指定石標周辺にオキナグサが花ひらいていますので、今しばらくの間、「お足元」に気を配りつつ特別史跡基肄城跡の散策をお楽しみください。


■特別史跡基肄(椽)城跡指定石標

※ご存知かと思いますが、「オキナグサ」の汁液に触れると皮膚炎を起こす可能性があります。ご注意ください。
※「オキナグサ」は、万葉集にも登場しますが、基肄城に関係深い万葉植物は「タチバナ」です。基山公園(草スキー場)多目的広場の入り口に植えられていますので併せて御覧ください。
  


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2024年03月31日

■令和5年度事業(その2)

●関係事業
1.第7回きやま創作劇「この道は 基肄城が基肄城とならしむる時」公演
 第7回を迎えるきやま創作劇は、今年度が特別史跡基肄城跡に関わる二つの記念の年であることから、基肄城跡顕彰建造物に焦点をあて、基肄城跡が国の第1類史蹟指定を受けるきっかけとなった先人たちの歩みを描きました。

2.第15回きやま展 展示支援
 当会が始めた「きやま展」も、その後基山町教育委員会に引き継がれ、今年度で第15回を迎えました。第7回きやま創作劇「この道は」を深く知ることをテーマに展示支援を行いました。


左:第7回きやま創作劇 右:第15回きやま展

3.特別史跡基肄城跡整備基本設計のための現地調査
 基山町教育委員会の「特別史跡基肄城跡整備基本設計」策定に先立ち、当会も含め特別史跡基肄城跡を舞台に活動している団体と現地踏査を行いました。道標サイン、解説サインの不足や、施設整備を行うのであればどのような内容(仕様)のものが求められるのか、など現地を歩きながら議論を重ねました。結果は、「特別史跡基肄城跡整備基本設計」としてまとめられています。

5.基山・鳥栖・小郡クロスロード文化研究会への参画
 二市一町で構成される文化研究会へ、今年度も参画し、令和6年3月2日に開催された歴史散歩では安全管理を担っています。


左:現地調査時の議論の様子 右:歴史散歩

6.町行政への支援
 基山町が事務局を担う各種委員会・審議会へ、会員諸氏が委員として参画し、基山町の歴史街づくり行政、文化財保護行政、そして教育委員会運営に指導・助言を行っています。

7.その他
 史跡鞠智城跡ならびに山鹿の歴史的町並み整備地を研修する先進地視察の実施、会員諸氏の個人的な活動として、地域のお宮解説サインのリニューアル、特別史跡基肄城跡の手入れ活動、基山町が所蔵する諸資料の整理整頓なども行っています。


左:史跡鞠智城跡 右:山鹿市都市計画課の方よりの講話

 令和5年度も、多くの会員の皆さまの協働、ご協力、できることを持ち寄る活動で、多様な取組を行うことができました。この場をお借りし、心より深く感謝申し上げます。
 
 明日から、令和6年度が始まります。
 どんな取組が、また出来事が待っているのでしょうか。
 くれぐれも身体に気を付けて、楽しく、できることを持ち寄る活動を、一つひとつ大切に積み重ねていきたいと思います。
  


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2024年03月31日

■令和5年度事業(その1)

 今日、3月31日(日)をもって、令和5年度が幕をとじます。
 今年度も、様々な事業を展開し、基山の歴史と文化を語り継ぐ活動を行ってまいりました。

●基山町教育委員会からの受託事業
1.町内遺跡周知活用事業(以下、「事業1」)
①特別史跡基肄城跡ハイキングの実施
 令和5年11月23日(木) 第1回開催
 令和6年3月20日(水)  第2回開催
 この、特別史跡基肄城跡ハイキングでは、当会のほかに○きやま創作劇実行委員会、○基山の守り人、○基肄山歩会、○オキナグサ保存会、○基肄かたろう会など、基山(きざん)を舞台に活動している関係団体と連携し行いました。


左:第1回ハイキングの様子 右:第2回ハイキングの様子

 また、基山町文化遺産ガイドボランティア養成講座と連携し、第2回特別史跡基肄城跡ハイキング開催にむけて特別史跡基肄城跡マップリニューアルを行い、当日資料として配布しています。


左:大礎石群の手入れ作業 右:基肄城内に仮設道標サインを設置(第1回ハイキング時)


基肄城内に仮設道標サインを設置(第2回ハイキング時 教育委員会と協働)

②企画展示
 令和5年度が特別史跡基肄城跡に関わる二つの記念の年にあたることから、広く住民の皆さまにお伝えする展示を、基山町立図書館郷土資料コーナーにて行いました。

企画展の様子

2.文化遺産調査記録作成業務(以下、「事業2」)
①梁井家文書資料の翻刻、解読ならびに解説
 令和4年度に基山町教育委員会から受託した、旧城戸村の庄屋文書である「梁井家文書」の中で、国境争論、荒穂神社関係文書の11点について、翻刻、解読並びに解説を行い、併せて住民の皆さまむけのリーフレットを作成しております。

 その成果については、令和6年度に入り、基山町教育委員会ならびに御所有者と協議を行いつつ、基山町立図書館郷土資料コーナーにて展示などを通じてお伝えしていくことになろうかと思います。


【実績報告書 左:事業1、右事業2】
  


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2024年03月10日

■荒穂神社石造鳥居の調査

 昨日、3月9日午後1時より、秋の大祭・御神幸祭で知られる荒穂神社にて、江戸時代に寄進された石造鳥居の銘文調査を会員諸氏ならびに基肄かたろう会、文化遺産ガイドボランティアの総勢10名を超える皆さまで行いました。


■石造鳥居拓本採取の様子

 調査にあたり、石造物ならびにお墓の研究で知られる大阪大谷大学教授の狭川真一先生をお迎えし、石造鳥居銘文の拓本の採り方や、午後5時からは、取得した拓本にある銘文からの読み解きについてのご指導、さらに中世から現代にかけてのお墓のあり方についての講話を行っていただいています。


■左が狭川真一先生

 狭川先生の講話に、御遺体は「捨てる」ものという観念が当たり前だった中世の葬送観や、今の葬送儀礼の簡略化、意識の大きな変容など様々な視点からのお墓・墓地の見方についての講話に、聴講された皆さんも一様に驚きの声があがっていました。


■夕刻からの御講話の様子

 ご指導いただいた狭川先生からも、笑顔で「こんなにたくさんの人たちと拓本を採るのは久しぶり。」という嬉しいお言葉をいただき、楽しいひと時となりました。

 今回の銘文調査の成果は、作業風景ならびに拓本記録とともに基山町立図書館郷土資料コーナーにて展示させていただきます。お楽しみに。

■採取された鳥居銘文の拓本

 奈良から大変お忙しい中、お越しいただいた狭川先生、ありがとうございました。

 また、少々肌寒い午後でしたが、銘文調査に参画していただきました皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

追記
 昨日の午前中に特別史跡基肄城跡を訪れていただき、基肄かたろう会にてガイドし親交を深めた史跡首羅山遺跡で知られる久山町の「久山町歴史文化勉強会」の皆さまの飛び入り参加もあり、鳥居銘文調査の様子や基山(きざん)の守り神である荒穂神社を熱心に見学して帰られました。


■久山町の皆さまをお見送り

 久山町の皆さま、ありがとうございました。
 まだまだたくさんの文化遺産がわが町基山にはあります。
 新たな発見・知識を蓄え展示や解説いたしますので、またのお越しをお待ちいたします。
  


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2024年03月02日

■令和5年度歴史散歩開催

 本日、基山・鳥栖・小郡クロスロード文化研究会主催の歴史散歩が、鳥栖市田代から小郡市祇園までを「伊能忠敬の測量日記と町の成り立ち」と題して開催されました。

 早朝に小雪舞い散る天候で、寒さが戻った弥生三月の初旬となり、参加してくださるお客様の出足も心配されましたが、30名に近い方々が参加してくださり、熱心に文化遺産解説に耳を傾けておられました。


■受付の様子

 この歴史散歩には、当会会員、基肄かたろう会、基山町文化遺産ガイドボランティア養成講座の皆さんが参画いただきました。今年は安全管理とタイムキーパー担当ではありましたが、道々の解説に、「伊能忠敬が測量した本郷川の幅七間と記されている」ことなどの新たな知識や、また地元の方々からの思わぬ秋月街道情報などあり、いつもながら学び多い歴史散歩となりました。


【左:田代外町追分石 右:田代祇園神社】


【小郡市平田家住宅】

 朝早くから参加くださったお客様、ありがとうございました。
 また、受付から安全管理、時に「厳しい」タイムキーパーを担っていただくなど参画いただいた皆さま、お疲れ様でした。
 そしてありがとうございました。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 13:57Comments(0)参画事業関連する文化遺産

2023年12月27日

■第7回きやま創作劇「むすび」の会

 去る12月23日(土)午後7時、町民会館小ホールにて第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』に参画していただいたキャスト・スタッフの皆さまに対する「お疲れ様会」が行われました。
 「やり遂げた」感、「ん~っ、もう少し」感など様々な思いが、それぞれのお顔に表現されていたようです。

 冒頭に松田一也町長から、ご自身の「反省」の弁も含め、過去最高の「出来」だった点や皆さんに対する労いのお言葉をいただき、柴田昌範教育長からも今回の劇の素晴らしさへのお褒めと皆さんに対する感謝のお言葉をいただきました。


■松田一也町長からのご挨拶


■柴田昌範教育長からのご挨拶

 次にキャストから、参画しての「感想」を語ってもらい、各人それぞれの「思い」「想い」が語られています。

 結びに、脚本・演出・総合制作を担っていただいた福永真理子氏から、今回の「作品」に対する講評を話していただき「お疲れ様会」を閉じました。


■福永真理子氏からの講評

 本日12月27日(水)午後5時30分から、基山町役場2階会議室にて、きやま創作劇実行委員会による反省会議を開催し、観客総数、御寄附いただいた金額などの報告の後、良かった点、少し反省が必要な点などを出し合い、「次の一歩」への道しるべとし、第7回きやま創作劇すべての取組を「終演」いたしました。


■きやま創作劇実行委員会 反省会議

 そこ・ここで語られた「良かった点」「反省が必要な点」については、それぞれの心に刻み次への一歩としてください。

 くれぐれも「結果が良ければ、その過程は不問にする」というお気持ちだけは抱かないように。クリエイターたるもの、常に作品と自らのみならず自らの行動で周りも導き、ブラッシュアップしていく気持ちを持ち続けることが大切です。

 結びに、第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』制作にあたり、関係ならびにお支えいただいた多くの皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 少し早いですが、「良いお年を、お迎えください。」  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 21:38Comments(0)参画事業活動・報告日記

2023年12月19日

■「第15回きやま展」展示替え

 昨日、令和5年12月17日に、第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』公演を終えたことを受け、覗きケースの展示替えを行いました。

 劇に込められた様々な思いをパネル化するとともに、創作劇総指揮者である福永真理子氏が使っていた書き込みがある「台本」や作品の完成度を極限まで高めるための「ダメ出し」ノートを展示しています。



 この「ダメ出し」は、12月10日の公演の直前、1回目公演を受け、2回目公演の完成度を高める上でも役立てられます。作品のブラッシュアップをやり続けることの大事さを見ることができる、貴重な資料です。

 完成度を高める「求道」の精神は、様々な場面で必要とされることです。
 しかし、一旦公演本番に入ると静観し、次の一歩への「反省(糧)」へとつなげていく。

創作劇では公演という舞台が、否が応でも到達点として理解しやすいですが、社会生活の中では、なかなか到達点が見えず、いつまでも「ブラッシュアップ」しつづけ、終わらない仕事ぶり、生活ぶりの方をお見かけすることが多くなりました。
 結果、「成果」が出ず、「悩みのスパイラル」に埋没(沈没)していく。

 そうならないためには、思い切った「区切り」を自ら課し、その区切りまではブラッシュアップを続け、その区切りで一旦終わらせ、その時に「反省」をつづり、次へ踏み出す一歩とすることが大切だと思います。

 ひとの世に「完璧はない」

 であるならば、「完璧」に近づける努力をする。

実は、「完璧」と思っている目標自体が、自分のちっぽけな小さな見識の中での疑似「完璧」であることに気づき、違った多様な見識を受け入れつつ「完璧」に近づけていくことが大事だと思います。

 この時も「区切り」が節目として大事な役割を担います。



 創作劇総指揮者の『福永ダメ出しノート』
 そういう視点でもご覧ください。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 19:00Comments(0)参画事業基山の文化遺産活動・報告日記

2023年12月18日

■歴史散歩現地研修

 昨日、12月17日(日)午前9時、小雪舞い散る中、基山・鳥栖・小郡クロスロード文化研究会主催の「歴史散歩」の現地研修が3市町の民間団体ならびに所管の教育委員会の合同で行われました。

 今回のテーマは、「伊能忠敬の測量日記と町の成り立ち」と題し、田代宿から小郡町までの約4.7kmを歩きました。

 佐賀県鳥栖市にある田代宿内の「陣屋」「制札場」「一里山跡」「代官所跡」「八坂祇園神社」などを巡り、長崎街道から彦山道・秋月街道へ入り、近代に建造された「縣境標石」を過ぎて、福岡県小郡市へ。

 「日吉神社」、「平田家住宅」を通り、小郡市の「祇園宮」までたどり着く行程です。


田代八坂神社での研修の様子


長崎街道と彦山道との追分


「縣界標」

 過去、巡ったコースを再構成したものですが、この2・3年で通り沿いの風情が様変わりした田代宿や、旧国境が現在の県境に一致しているだけに、行政境が行政サービス「境」になっていることは、住民的にはやや悩ましい気がいたしました。

 個人的には、我が町基山では集落の出入り口にある「疫神」が、田代代官所前のお宅の片隅に立てられ、「祇園」の文字が見えるお札が貼られていたのには、「何故、集落(田代宿)の中心に置かれているのだろう。」という疑問がわき、鳥栖の民間団体の方にお尋ねしても「・・・・」でしたので、調べてみたい欲求にかられたところでした。


田代代官所跡前にある疫神

 終始、小雪舞い散る中の寒い中ではありましたが、参画いただいた皆さま、お疲れ様でした。来年2月にリハーサル、3月初旬開催の歴史散歩本番にむけて、基山町関係者は安全管理という立場ですが、「他所を知って我が身を知る」気持ちで取組を深めていきます。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 18:48Comments(0)参画事業関連する文化遺産

2023年12月13日

感動と感謝

 去る12月10日(日)、基山町民会館大ホールを舞台に、第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』の公演を迎えました。

 着想から公演までの約半年間、長いようで短かった日々。
 毎年、そう感じ公演の「この日」を迎えて今年で12年が過ぎています。

 「到達点」の見えない第1回基山町立小中学校合同創作劇に、「勇気」を出して参画してくれた「子どもたち」も大きく成長し、青年として様々な場面に参画してくれていることは、一つひとつを積み重ねてきた者として感謝の念に堪えません。


■集ってくれたみなさん ありがとう!

 我が町基山の年の瀬の風物詩ともなり、小中学校合同創作劇・きやま創作劇を巣立った多くの方々、また「きやま創作劇」を楽しみにしてくださっている観客の皆様が、公演のこの日に集ってくださっていることも、大きな喜びです。

 未来の町民に伝えていきたいモノ、それが文化遺産です。文化遺産は「守らなければならない」モノ、「継続しなければならない」モノではなく、文化遺産を基点(素材)として今を生きる私たちが集うモノだと思います。

 それを「きやま創作劇」が体現できていることは、文化遺産の持つ大きな力を示してくれていると思います。

 今回の『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』は、基山に生き、六国史に記されるほどの「基肄城」のことを、この「村」の者は誰も知らない。このことを「嘆き」だけで終わらせず、我が身の実践を通して佐賀縣民を動かし、そして国の第一類史蹟へと押し上げた久保山善映先生の物語です。




■『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』

 しかし、今回の劇には「きやま創作劇」総指揮者である福永真理子氏から「小中学校合同創作劇」「きやま創作劇」を経験し巣立っていったOG・OBたち、そして今、参画しているみなさんへ、久保山善映先生の「セリフ」に託して人生訓・メッセージが込められている。

 自らの道を「極める」ことは、自らが切り拓くこと。
 誰かが決めた道を漫然と歩くのとは違い、自らが決め、後悔しない人生を一歩一歩と歩みを進めること。

 学歴社会が崩壊し、世の中では争いが起こり何が正義か分からなくなっている今。
 人さまに迷惑をかけず、自らが決断し、学び、経験を積み重ね進むこと。
 簡単なようで、「自ら決断する」ことから遠ざかっている世の中、何事も人さまに責任を転嫁する世の中(人)では理解し難く、とても難しいことかもしれません。

 この世(現世)での出会い、共に「時」を同じくするのも一度きり
 後悔のない人生を・・・・・・・。


  


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2023年12月08日

■第7回きやま創作劇『この道は』公演迫る!

 いよいよ公演のその日まで2日前となりました。

 キャスト・スタッフの皆さん、いままで培ってきた自分を信じて、公演の日を迎えましょう。

 あとは久保山善映先生、梁井幾太郎村長、そして基山のたくさんのご先祖様たちが見守ってくださいます。

■片隅でたたずむ小道具たち

 『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』

 皆が持てる力を持ち寄り、精一杯演じます。
 ご期待ください!



  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 06:49Comments(0)参画事業基山の文化遺産

2023年12月03日

第15回『きやま みんなが守ってきた「きやま」』展開催

 当会が始めた「きやま展」も、その後、基山町教育委員会に引き継いでいただき、今回で15回目を迎えました。

 今年は、再び当会が支援し、きやま創作劇が始まった当初から行ってきていた「きやま創作劇を深く知る」ことに主題を戻し、来週12月10日に公演が近づいてきた第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』を深く知るためのテーマ展示を行っています。



 同じテーマで、本ブログでも30回に分けて取り上げてきた「第7回きやま創作劇をふか~く知る」のコアなエキスのみを展示しています。




 劇公演の前に「予習」として御覧になるか、劇公演の後に「復習」として御覧になるかはお任せいたします。

 第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』

 舞台練習も第4コーナーを曲がり、ゴールまでの直線コースに今まさに入ろうしているところです。最後まで気を抜かずに、「自己管理」をしっかりして、ゴールを駆け抜けましょう。参画したみんなで!

※11月23日に、基山町教育委員会主催で、当会をはじめ基肄かたろう会、基肄山歩会の方々と協働で実施した「特別史跡基肄城跡ハイキング」の際に撮影した、「次の90年へ引き継ぐ記念写真」も展示しています。お時間がある時に、併せて御覧ください。

※講演後は、舞台に関する資料展示(こだわりの大道具、小道具等など)を行う予定としております。
  


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2023年11月24日

■第1回特別史跡基肄城跡ハイキング開催

 基肄城跡を巡るイベント開催のご要望が多く寄せられていた中、基山町教育委員会主催で久しぶりに特別史跡基肄城跡を巡るイベントが、令和5年11月23日(木)に開催されました。
 当会がイベント運営を受託したこともあり、特別史跡基肄城跡がある基山(きざん)に関わる民間団体と協働、連携し、多くの町民が関わる取組としました。




【上:受付の様子 下:登山開始】

 最終的に55名のお客様を迎え、「特別史跡基肄城跡ハイキング」がスタートし、山頂では基肄城跡顕彰建造物の一つ、天智天皇欽仰之碑建立90年を記念するイベントとして、第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』のキャストによるダイジェスト公演が行われ、その後、私たちの思いを基山の先人達に届けようと、シャボン玉にのせて飛ばしました。


【きやま創作劇キャストによるダイジェスト公演】


【シャボン玉に思いを乗せて】

 また、90年前の天智天皇欽仰之碑除幕式での写真を思い起させる、参集した皆さまとの記念写真撮影は、感慨深いものでした。この時撮影した写真は、12月5日から基山町立図書館郷土資料コーナーにて開催される第15回『きやま展』にて展示予定です。参集された皆さま、ありがとうございました。
 その後、6班に分かれ基肄城跡を基肄かたろう会の解説によってハイキングしていただき、予定の時間をややオーバーしましたが、アンケート結果からは多くの方々に満足いただく取組となりました。





 一方、今回の取組では、様々な出来事にも遭遇したにも関わらず、基肄城跡の解説を運営していただいた基肄かたろう会ならびに基肄山歩会の皆さまの臨機対応能力の高さに救われ、大きな事故もなく終わることができました。ありがとうございました。

 結びに、今回の取組に参画していただいたお客様、基肄かたろう会、基肄山歩会、基山の守り人、そして、きやま創作劇実行委員会の皆さまに、心より深く感謝申し上げます。

 来年の3月20日には、基肄城跡が特別史跡に格上げ指定されて70年を迎えます。
 この日にも、第2回基肄城跡ハイキングを今回の反省を踏まえ、また違った濃い取組として開催いたします。ご参加お待ちいたします。
  


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2023年11月19日

■基肄城跡ハイキングにむけた取組(その2)

 過日の16日に引き続き、23日開催の「特別史跡基肄城跡ハイキング」にむけた、基肄城跡の史跡環境を整える手入れを、当会と基肄かたろう会の有志で行いました。
 朝から基山町内のクリーンデーの各区作業に参加し、終わり次第、基山(きざん)に「駆け上がり」、手入れを行っています。

 基山(きざん)は、やや肌寒い感じでしたが、作業を進める内にやや汗ばむ感じで、「手入れ」作業も、参画いただいた皆さまのお力で、素早く終わることができました。


【上:作業前 下:作業後 於:米倉礎石群下の散策路】


【上:作業前 下:作業後 於:米倉礎石群南側の散策路】

 また併せて、大礎石群にある伐採樹木を、23日に麻袋にて持ち出すための、準備作業も行い、100枚の「お土産」を作成いたしました。


【樹木切り出し作業の様子】

 大正7年6月10日に起工し、大正8年6月10日に除幕式を迎えた天智天皇欽仰之碑は、当時の基山小学校をはじめとした子ども達が、麓から石や砂を麻袋に入れ担ぎ上げたと伝えられています。この作業の逆ではありますが、麻袋に伐採樹木の板切れを入れ、担ぎおろす疑似体験をしていただこうという企画です。大礎石群に植林された樹木ではありますが、少しでも史跡環境を整えるためにご協力いただければとの思いから立案しております。どうか、よろしくお願いいたします。

 伐採樹木を「板状」に加工しましたが、木のすがすがしい香りがあたりに漂い、「お土産」としてお持ち帰っていただければ幸いです。

 文化財保護法第125条に基づく現状変更申請を必要としない「維持管理行為」の範囲内で行いました。
 道標設置から、史跡環境を整える手入れまで、参画いただいた皆さま、お疲れさまでした。

 あとは本番を待つのみとなります。連携する多くの団体の皆さま、体調を整えお客様をお迎えしたいと思います。スタッフも入れて総勢100名を超える予定です、どうか、怪我無きよう、よろしくお願いいたします。  


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2023年11月16日

■基肄城跡ハイキングへむけた取組始まり!

 来週23日に迫った、特別史跡基肄城跡ハイキング。

 この取組は、基山町教育委員会からの受託事業としての取組で、町内の団体としての取組の個性を発揮するために、基肄かたろう会、基肄山歩会、きやま創作劇実行委員会、オキナグサ保存会、基山の守り人など多くの関係団体の方々と連携し進めています。

 連携する団体との協働の一つとして、基肄城を訪れた多くの方から、「道が分からない」「案内サインが沢山あって分からない。」「案内サインの内容が理解できない。」「どこに今いるのか分からない。」などのご意見を伺っていましたので、基肄かたろう会と連携し、仮設サイン設置ながら基山町教育委員会と協議するとともに、基山町教育委員会を通じて佐賀県教育委員会に対し文化財保護法第125条に基づく現状変更申請が必要かどうかをお尋ねし、「維持管理行為の範囲内」という回答を得た上で、本日、道標サイン12箇所の設置を行いました。





■設置した道標サイン

 日本遺産構成文化財である特別史跡基肄城跡である以上は、4ヶ国語(日本語・英語・中国語・韓国語)表記が標準ですが、まずは身近な散策者の皆さまむけに日本語表記にて作成しています。また、道に迷われた方の緊急連絡を受けた場合、「何番のサインが近くに見えますか。」の問いに応えていただけるよう、意図的に番号を付記しています。ご注意いただきたいのが、散策していただく順番を記したものではありませんので、ご留意ください。

 現在、基山町教育委員会が取組んでいる「特別史跡基肄城跡整備基本設計」に、今回の簡易道標設置箇所の正式サイン化(4ヶ国語表記)を行っていただく第1歩としています。

 まずは行動からの第1歩として当会と基肄かたろう会の連携の取組から始めました。

 本日、参画いただいた皆さま、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
  


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2023年10月14日

■特別史跡基肄城跡ハイキング!

 私たちの町の宝、特別史跡基肄城跡は、東アジア世界に広がる壮大な歴史を物語る遺産として日本遺産「西の都」として認定を受けています。
史跡内には基肄城に関わる様々な文化財のみならず基山の先人達の想いが詰まった基肄城を顕彰する建造物、そしてタマタマ石や謎のくぼ地など、どこにもない、ここだけにしかない文化遺産が数多く点在しています。


【大礎石群(大礎石建物)】

 これら様々な文化財・文化遺産の解説を聞きながらハイキングしてみませんか?
 そして「過去の基肄城」を知り、これからの「未来の基肄城」をイメージしながら、気軽に楽しく散策してみませんか?


【主催:基山町教育委員会】
※当会が企画・運営を受託し、町民で構成される様々な団体と協働で取り組んでいます。

 特別史跡基肄城跡は、去る今年の6月10日は、基山(きざん)山頂にある天智天皇欽仰之碑や通天洞などが建設されて90年の月日が経過し、来年の3月20日で佐賀県初の特別史跡に指定されて70周年を迎えます。

 この二つの「記念の日」と、そこに込められた90年前、70年前の基山に生きた方々の想いを共有し、基肄城に秘められた「ヒミツ」に触れながら歩きます。



 11月23日の当日、山頂では「きやま創作劇実行委員会」や「基肄かたろう会」と連携した記念イベントも企画しています。

 この「基肄城跡ハイキング」は、上記二つの団体の他に基山(きざん)にこれまで深く関わってこられた様々な団体の皆さまと協働で行っています。 

 お楽しみに!

※明治22年の4ヶ村合併によって誕生した「基山村」の名称と山の名称「基山」が重複することから、基山町民の皆さんは町の名前は「きやま」、山の名前は「きざん」と呼び分けています。
  


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2023年09月29日

■第2回文化遺産調査

 昨日、当会も参画し、文化遺産ガイドボランティア養成講座にて行っている、第2回文化遺産調査フィールドワークが実施されました。
 第1回目からの延長で、昨日は「つつみ跡」〜「東北門跡」までを踏査しています。

 皆さんの感受性に任せ、「気になるモノ」「興味のあるモノ」を探していくフィールドワーク。


【左:明るくなった住吉神社 右:倒れても生き続ける「根性タブ」】


【左:山中に転がる巨石 右:現代の境界標】


【左:境界石を前にひと議論 右:境界石】

 昨日も「堺」の文字が陰刻された境界石、現代の境界標、基肄城にある礎石建物の基礎石を考える上で重要となる道々にある巨石、基山(きざん)に棲息する動物を知る上で貴重な情報源となる散策路の真ん中にある小動物のフン、生活の知恵とも言える山芋を掘るコツ、今後の基肄城整備の際にヒントとなる「方向感覚がなくなる」山道、身近な記憶としての基山中学校の学校林や市町村合併の話など、基山(きざん)にある事物としての文化遺産から、踏査の際、皆さんの口々に語られる「お話」の一つひとつが文化遺産そのもので、楽しく興味深い第2回文化遺産調査となりました。


【お疲れ様でした】

 次回、第3回は10月28日(土)です。東北門跡から北ノ御門(北帝)周辺を踏査する予定です。今度は何が「飛び出す」やら、とても楽しみです。

 参画された皆さま、お疲れ様でした。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 09:02Comments(0)参画事業基山の文化遺産

2023年09月26日

■基肄城跡大礎石群「手入れ」作業

 昨日、9月25日に、特別史跡基肄城跡にある大礎石群において、除草ならびに小樹木除去作業を、基山町教育委員会に申し出を行い、通常の維持管理行為内で行っています。


【作業前の大礎石群】

 午前8時から開始し、当初は木陰の中での作業でしたが、次第に日が差すようになる中、当会会員も含め文化遺産ガイドボランティアメンバー8名で行いました。



【作業の様子】

 いよいよ秋の文化遺産ガイドシーズン到来で、今週29日の静岡県からのお客様をスタートに、来週は福岡県からの小学生をお迎えする予定となっています。

 また、除去した小樹木の一部は、11月23日・来年の3月20日に開催予定の「特別史跡基肄城跡ハイキング」の際の道標サインとして再利用するため持ち帰り、少しでも有効活用を図りつつSDGs(12 つくる責任・つかう責任 15 緑の豊かさも守ろう 17 パートナーシップで目標を達成しよう)に近づければと思います。


【作業終了!】

 当日参画いただいた皆さま、本当にお疲れ様でした。
 そして、心より深く感謝いたします。ありがとうございました。  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 18:16Comments(0)基山の文化遺産活動・報告日記

2023年09月24日

■荒穂神社御神幸祭 4年ぶりに催行!(その2)

 9月23日(土)、4年ぶりに荒穂神社の御神幸祭が催行され、午後1時からの奉納芸能、お上り、そして御本殿前での5度の奉納芸能の演舞を終え、結びに獅子組による基山伝統の「いうぉて(祝って)三度」の〆で、荒穂神社の秋の大祭を終えることができました。



【上左:鉦風流 上右:獅子舞 下左・大名行列】

 お仮殿前での奉納芸能演舞の際、きやま創作劇で「八ツ並の姫」の主役を務めてくれたOGが、御神幸祭、奉納芸能についてアナウンス解説をしてくれました。西長野の方々で催行される鉦風流は、まさに「八ツ並の姫」で知られる八ツ並長者に関わる奉納芸能であるだけに、何かご縁を感じたところです。アナウンス解説をしてくれたこと、心より感謝いたします。


【左:アナウンス解説してくれた「きやま創作劇」OG】
【右:応援に駆けつけてくれた「きやま創作劇」の皆さん】

 また、今年度の第7回きやま創作劇「この道は 〜基肄城が基肄城とならしむる時〜」に集ってくれている皆さんも、アナウンス解説をしてくれた先輩の応援に駆けつけてくれました。本当に皆さん、ありがとうございました。

 奉納芸能が終わり、荒穂神社へ御出立です。このお上りの際、これまで氏子役員を務められた方々のお顔も沿道に見え、安堵とともに「元気」もいただきました。


【歴史的風致を向上するために美装化された参道に置かれた神輿】

 永正2年(1505)の記録に見え、500年以上の歴史を持つ荒穂神社の御神幸祭ですが、一年一年を大事に積み重ね、催行の手法も荒穂の神さまの「御行幸」である祭りの本質を失わないよう努めつつ、その時々の社会情勢に合わせていくことも必要ではないかと思います。


【神輿鳳凰の先に磐座であるタマタマ石】

 そして何よりも、お祭りは続けなければならないという関係者に重く負担を強いるものではなく、お祭りを通して一年に一度できることを持ち寄って集うことこそ、祭りの本質であり、文化遺産の社会的役割の一つだと思います。


【御本殿前での災払の演舞】

 結びに、全てを取り仕切られた氏子役員の皆さま、奉納芸能に携わられた皆さま、そして大祭に関わられた氏子や町民サポーターの皆さま、本当にお疲れ様でした。

 4年ぶりの催行、ありがとうございました。荒穂の神さまも「お喜び」でした!

追記
 御神幸祭、奉納芸能を解説してくれた「きやま創作劇」OGは、第47回全国高校総合文化祭放送部門優秀賞を受賞しています。「きやま創作劇」を巣立った皆さんが、それぞれの立場で、そしてそれぞれのできる役割で、社会で大きく羽ばたいていることに、創作劇を始めてよかったと思えるひと時でもありました。

  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 22:17Comments(0)基山の文化遺産

2023年09月23日

■荒穂神社御神幸祭 4年ぶりに催行!

 本日、早朝より荒穂神社の秋の大祭「御神幸祭(みゆきまつり)」が、実に4年ぶりに催行されています。新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、神事のみ行われ、荒穂の神さまが民の暮らしぶり、秋の実り、そして民の願いを聞かれる「御行幸(みゆき)」は中止されてきました。
 その間、氏子役員の皆さまにおかれましては、ご心労絶えない日々であったろうと思います。そのご苦労、ご心労に対し心より深く感謝申し上げます。

 令和5年9月23日(土)、4年ぶりの催行です。
 秋晴れのすがすがしい天候にも恵まれ、荒穂の神さまのお気持ちが表現されているかのようです。

 午前5時から、荒穂の神さまが御神殿から神輿へ移られる「御進入祭」が行われます。この頃鉦風流の催行者の方々による「寄せ鉦」が打ち鳴らされ、人々が次第に荒穂神社境内へ参集してきます。

 その後、御本殿前にて奉納芸能が催行され、午前7時、御旅所である鎮西隈(鎮斎隈)にあるお仮殿へ向けて出立されました。


【出立を待つ荒穂の神さま】


【潮井川にかかる大しめ縄をくぐりお仮殿へ出立】

 約1時間をかけて、「御行幸」の道を神輿に乗られた荒穂の神さまが、沿道の人びとの暮らしぶりや、稲穂たれる秋の実りを見、そして神輿の下をくぐる人々の「無病息災」の願いをお聞きになられ、お仮殿に到着されました。


【無病息災を願い、御神輿をくぐる人々】

 お仮殿に到着されると「お仮殿着御祭」が執り行われ、お下りが無事終了しています。

 午後1時から、お仮殿前にて4つの奉納芸能が行われます。
 今年は、4年ぶりの催行です。
 荒穂の神さまも笑顔で御覧になられることでしょう。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 10:31Comments(0)基山の文化遺産

2023年09月18日

■第7回きやま創作劇『この道は』練習進行中!

 本日から基山町民会館大ホールを使っての練習が始まりました。



 舞台上での立ち位置確認第1歩目が動き出すと同時に、ホール全体を包むような声を出せるよう

 「おーーーーーーーーーーーーーーーーーい」

 発生練習も行われています。



 舞台裏の「片隅」では、「あの男たち」の密かな練習も行われていました。

「あの男たち」の密かな練習

 少しずつ、少しずつ公演の舞台へ向かって進行中です。

 『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』

 基肄城を国の宝に押し上げ、基肄城に一番身近な基山町民に知らしめた久保山善映先生の物語です。

 乞うご期待!
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 16:20Comments(0)参画事業基山の文化遺産活動・報告日記