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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2020年02月04日

■神の道

 2月2日日曜日、長崎と小倉を結ぶ長崎街道の一つ、「多良海道」を有志で歩く会に参画してきました。体力的にやや不安があったものの、気心が知れた皆さんと歩くことができて、久しぶりに俗世間を忘れ、気持ちよく歩くことができました。皆さん、ありがとうございました!

 その中で、太良町の大魚神社での光景で、気になったことが一つ。


●太良町にある大魚神社(佐賀県遺産登録)

 「神様の道」を意識して神社にある鳥居をくぐられたことはありますか?


●海中鳥居

 最近では、神官さんの中でも忘れている方がおられるようで寂しい限りですが、神社の御本殿と鳥居を結ぶ中央の線、いわば参道の中央線(鳥居から御本殿までが曲折している場合もあります)は、実は神様の道であり、そこを塞ぐことは、言うまでもなく神様の道を「冒している」いることになります。




 心ある神官さんは、神様の道である御本殿と鳥居を結ぶ線上を横断する時は、一礼して通られます。もし、そのような行為もなく、しれ~と通っておられる方がいたら、「本当に神官????」と疑問を投げかけましょう!
 また、昨今、御本殿までの参拝で真面目に並んでお参りされる光景をよくみかけますが、御本殿の前に並ぶことこそ、「神様の道」を塞ぐ、言い方を悪くすると「神を恐れぬ冒涜者」と神様はお感じだと思います。実は並ぶ必要はなく、「神様の道」を冒すことなく御本殿にむかってあらゆる方向から、本坪鈴を鳴らすがごとくジャラジャラと音が鳴るようにお賽銭を投げ入れることこそ、神様を呼び出し我が願いを伝える行為なのです。

※かく言う私も、
 これらの写真を撮影するときに、「神様の道」を冒しています。
 まずは、一礼し「失礼いたします。」と心に思い撮影しています。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 21:17Comments(0)関連する文化遺産