2015年02月26日
■できることを持ち寄って!
当会のモットーは、会員個々のできることを持ち寄ることで成り立っています。
その一つを、24日・25日に実践しました(基山町教育委員会の方々と協議を行い、実践しています。)。
特別史跡基肄城跡に建てられている昭和40年建立の説明石碑について、年月の経過で読み辛くなった碑文に、墨入れを行いました。

今年は基肄城築造1350年の節目の年です。基山町内でも記念する行事が執り行われます。多くの方々が、我が町の宝 基肄城跡に訪れるでしょう。役場が、県がやってくれたらいいという依存的な考えでなく、当会の会長が常に言っておられる「オールきやま」で盛り上げていくためにも、一人ひとりが自立(自律)的に、できることを持ち寄ることを実践し、訪れられる方々へのおもてなしの心を表しました。


実践された会員の皆さん、お疲れさまでした。
また、実践する勇気をいただきました。ありがとうございます。
その一つを、24日・25日に実践しました(基山町教育委員会の方々と協議を行い、実践しています。)。
特別史跡基肄城跡に建てられている昭和40年建立の説明石碑について、年月の経過で読み辛くなった碑文に、墨入れを行いました。

今年は基肄城築造1350年の節目の年です。基山町内でも記念する行事が執り行われます。多くの方々が、我が町の宝 基肄城跡に訪れるでしょう。役場が、県がやってくれたらいいという依存的な考えでなく、当会の会長が常に言っておられる「オールきやま」で盛り上げていくためにも、一人ひとりが自立(自律)的に、できることを持ち寄ることを実践し、訪れられる方々へのおもてなしの心を表しました。


実践された会員の皆さん、お疲れさまでした。
また、実践する勇気をいただきました。ありがとうございます。
タグ :基肄城跡できることを持ち寄る
2015年02月15日
『基肄城を考える』シンポジウム開催!
本日、基山町民会館大ホールを舞台に、『基肄城を考える』シンポジウムが開催されました。天候にも恵まれ、多くの方々にご参集いただき、感謝の念に堪えません。

当会も協働団体として参画し、受付から舞台裏の諸作業に携わりました。

我が町の宝である特別史跡基肄城跡については、副会長がコーディネーターとして申し上げたように、「門外不出」状態であまり知られていません。今日は、大野城跡、水城跡の最新の調査情報とともに、基肄城跡の調査成果も披露され、町民の皆さんをはじめ、遠く(関東、四国ほか)からお出での方々にも良かったのではないかと思います。

さらに、福岡大学名誉教授の小田富士雄先生に、これら3つの史跡について、日本の歴史はもとより、東アジア世界での位置づけについて特別講演をいただき、さらに理解を深めていただけたのではないかと思います。
「他者を知って、己を知る」と言います。基肄城だけでは、その位置づけは分かりません。水城跡、大野城跡、そして東アジア世界の激動の歴史の中で、その歴史的意義が明らかになっていきます。
今日、ご参集の皆さまが、これをきっかけにつながっていただけたらと、祈っております。
ご参集いただいた皆さま、有り難うございました。

当会も協働団体として参画し、受付から舞台裏の諸作業に携わりました。

我が町の宝である特別史跡基肄城跡については、副会長がコーディネーターとして申し上げたように、「門外不出」状態であまり知られていません。今日は、大野城跡、水城跡の最新の調査情報とともに、基肄城跡の調査成果も披露され、町民の皆さんをはじめ、遠く(関東、四国ほか)からお出での方々にも良かったのではないかと思います。

さらに、福岡大学名誉教授の小田富士雄先生に、これら3つの史跡について、日本の歴史はもとより、東アジア世界での位置づけについて特別講演をいただき、さらに理解を深めていただけたのではないかと思います。
「他者を知って、己を知る」と言います。基肄城だけでは、その位置づけは分かりません。水城跡、大野城跡、そして東アジア世界の激動の歴史の中で、その歴史的意義が明らかになっていきます。
今日、ご参集の皆さまが、これをきっかけにつながっていただけたらと、祈っております。
ご参集いただいた皆さま、有り難うございました。
2015年02月08日
森永卓郎氏が語る、これからの基山(日本)
本日、基山町民会館大ホールにて、経済学者でTVでもお馴染みの森永卓郎氏の講演会が開かれました。「基肄城の歴史を感じて」という副題に、少々違和感を感じつつの参加でしたが、これからの「まちづくり・ひとづくり」について、とても示唆に富んだ、素晴らしい講演でした。
最初は、森永氏も「きやまんもん」の反応、様子見でしたが、終盤に差し掛かると、笑いの渦を巻き起こす程の、楽しい講話へと移り、あっという間の1時間30分でした。

キーワードは、多様です。
●つながる ●楽しむ
●競合しないモノづくり
●とりあえずやってみる!
・・・・・・。
これらのキーワードが日本経済を成長させるという講話の中に、まちづくり・人づくりのキーワードと等しい関係にあることを感じることができます。
「自由な発想で、楽しいもの(者・物・モノ)が、時空を越えてつながっていく。」
地域伝統(行事)も、存在意味を持っていたからこそ、つながってきている。本来、皆が寄って語って、考えを持ち寄り、そしてつながっていくことが生まれ、楽しさが重なっていく。「しなければならない。」「こうでなければならない。」という気持ちではなく、楽しく、明るく、つながっていくことが、皆を元気にしていくということを、日本とイタリアの会社組織のあり様を例に、分かりやすく、楽しく説いてくださいました。
当会の活動に引き付けてみると、史跡のある町のまちづくりについても、「なんだこれは!」というアートの世界を重ねることが大事だというコト、ヒントをいただきました。単にアート(芸術)という低い次元の考えではなく、「なんだこれは!」という衝撃と、気になるモノに育てていくこと、そこには、地域の「個性」を創っていくことの大切さが隠されていると思います。どこかのモノマネではなく、独自の発想、「競合しない」モノづくり、ひとづくりの必要性が説かれています。その素材のひとつに、ときに歴史、伝統、文化が十分なり得るという思いがしました。
聴講者が少なかったことが、とても残念でした。
まちづくり、ひとづくり、高齢者福祉など、様々な分野の方々に聞いて欲しい講話だったと思います。
森永様、ありがとうございました。
そして企画された教育委員会の皆さま、ありがとうございました。
最初は、森永氏も「きやまんもん」の反応、様子見でしたが、終盤に差し掛かると、笑いの渦を巻き起こす程の、楽しい講話へと移り、あっという間の1時間30分でした。

キーワードは、多様です。
●つながる ●楽しむ
●競合しないモノづくり
●とりあえずやってみる!
・・・・・・。
これらのキーワードが日本経済を成長させるという講話の中に、まちづくり・人づくりのキーワードと等しい関係にあることを感じることができます。
「自由な発想で、楽しいもの(者・物・モノ)が、時空を越えてつながっていく。」
地域伝統(行事)も、存在意味を持っていたからこそ、つながってきている。本来、皆が寄って語って、考えを持ち寄り、そしてつながっていくことが生まれ、楽しさが重なっていく。「しなければならない。」「こうでなければならない。」という気持ちではなく、楽しく、明るく、つながっていくことが、皆を元気にしていくということを、日本とイタリアの会社組織のあり様を例に、分かりやすく、楽しく説いてくださいました。
当会の活動に引き付けてみると、史跡のある町のまちづくりについても、「なんだこれは!」というアートの世界を重ねることが大事だというコト、ヒントをいただきました。単にアート(芸術)という低い次元の考えではなく、「なんだこれは!」という衝撃と、気になるモノに育てていくこと、そこには、地域の「個性」を創っていくことの大切さが隠されていると思います。どこかのモノマネではなく、独自の発想、「競合しない」モノづくり、ひとづくりの必要性が説かれています。その素材のひとつに、ときに歴史、伝統、文化が十分なり得るという思いがしました。
聴講者が少なかったことが、とても残念でした。
まちづくり、ひとづくり、高齢者福祉など、様々な分野の方々に聞いて欲しい講話だったと思います。
森永様、ありがとうございました。
そして企画された教育委員会の皆さま、ありがとうございました。
2015年02月08日
今日から特別展 開館!
今日から3月22日(日)まで、6回目となる『きやま ~みんなが守ってきた「きやま」~』展が開館します。
今回も、多くの方々の力を持ち寄って開館にたどり着きました。参画していただいた皆さん、有り難うございました。

今回のメインテーマは、今年1350歳を迎える我が町の宝 特別史跡基肄城跡を取り上げ、築造の歴史から「今」までを展示しています。
ここで展示内容を語ってしまうと、もったいないので、是非、一度資料館へお越しください。

皆さんの記憶にある基肄城(基山【きざん】)も展示しています。
展示解説を3月14日(土)に開催します。
展示作業に参画していただいた皆さんの展示に込めた「思い」や裏話も聞けるかもしれません。ここでしか聞けないこともたくさんあるかも!
こちらも是非お越しください。
■展示作業中の一コマ

今回も、多くの方々の力を持ち寄って開館にたどり着きました。参画していただいた皆さん、有り難うございました。

今回のメインテーマは、今年1350歳を迎える我が町の宝 特別史跡基肄城跡を取り上げ、築造の歴史から「今」までを展示しています。
ここで展示内容を語ってしまうと、もったいないので、是非、一度資料館へお越しください。

皆さんの記憶にある基肄城(基山【きざん】)も展示しています。
展示解説を3月14日(土)に開催します。
展示作業に参画していただいた皆さんの展示に込めた「思い」や裏話も聞けるかもしれません。ここでしか聞けないこともたくさんあるかも!
こちらも是非お越しください。
■展示作業中の一コマ

2015年02月01日
『観音さまになったお姫様』のお話
基山の八並・金丸を中心に伝承が残る八並長者にまつわるむかし話の一つが、『観音さまになったお姫様』の話です。

「ずつと昔、ある所に二人の長者が住んでゐました。」と始まるむかし話で、九州漫画協会の初代会長であった一刀研二氏(基山町長野にお住まいであった松隈研二氏)の奥様で、舟木千早さんがむかし話を文章化し伝えてくださっています。
■『観音さまになったお姫様』の物語(一部抜粋)
「ずつと昔、ある所に二人の長者が住んでゐました。一人を八ッ波の長者と言ひ、もう一人を柳川長者と申しました」
【中略】
幸せに輿入れし、「玉のようなおかわいいお子さまをお生みにな」ったお姫様に、両家の土地争いが襲いかかります。・・・・・・・・・
この物語にまつわるお寺が、鳥栖市田代にある大田山安生寺です。
両家の争いに巻き込まれ、行き場を失い悲嘆の末、お姫様が身を投げたと伝えられる井戸が残されています。
この物語は、奈良時代から継承されてきた倉庫群のある土地(八並)と、江戸時代の柳川(対馬藩柳川氏)騒動とが融合したむかし話だと想像できます。しかし、単なる物語りではなく、地名、遺跡(八並金丸遺跡)、井戸など物語を構成する文化遺産・文化財が残されているところが大きな特徴です。
この物語を構成する文化遺産・文化財を3月7日(土)に巡ります。先に記した大田山安生寺は、安産を願う方々が訪れるお寺ともなっています。
是非、むかし話の中を、一緒に歩いてみませんか。

※『観音さまになったお姫様』の紙芝居を当会で作成し、基山町立図書館に置いています。一度ご覧ください。

「ずつと昔、ある所に二人の長者が住んでゐました。」と始まるむかし話で、九州漫画協会の初代会長であった一刀研二氏(基山町長野にお住まいであった松隈研二氏)の奥様で、舟木千早さんがむかし話を文章化し伝えてくださっています。
■『観音さまになったお姫様』の物語(一部抜粋)
「ずつと昔、ある所に二人の長者が住んでゐました。一人を八ッ波の長者と言ひ、もう一人を柳川長者と申しました」
【中略】
幸せに輿入れし、「玉のようなおかわいいお子さまをお生みにな」ったお姫様に、両家の土地争いが襲いかかります。・・・・・・・・・
この物語にまつわるお寺が、鳥栖市田代にある大田山安生寺です。
両家の争いに巻き込まれ、行き場を失い悲嘆の末、お姫様が身を投げたと伝えられる井戸が残されています。
この物語は、奈良時代から継承されてきた倉庫群のある土地(八並)と、江戸時代の柳川(対馬藩柳川氏)騒動とが融合したむかし話だと想像できます。しかし、単なる物語りではなく、地名、遺跡(八並金丸遺跡)、井戸など物語を構成する文化遺産・文化財が残されているところが大きな特徴です。
この物語を構成する文化遺産・文化財を3月7日(土)に巡ります。先に記した大田山安生寺は、安産を願う方々が訪れるお寺ともなっています。
是非、むかし話の中を、一緒に歩いてみませんか。

※『観音さまになったお姫様』の紙芝居を当会で作成し、基山町立図書館に置いています。一度ご覧ください。