2018年11月30日
■特別史跡基肄城跡の修理
11月29日(木)午後、基山町文化財保護審議会委員を務める当会の副理事長が、基山町教育委員会より今夏の豪雨にて被災した特別史跡基肄城跡の修理に関して、指導助言を求められたことに対し、担当者とともに被災箇所に行き、指導を行いました。被災した箇所は、今年度から来年度にかけて治山ダムが建設される計画で、数基のダムが建設されます。特別史跡ということもありますが、下流の丸林地区の方々の安全を考慮しなければなりませんので、一日も早い施工が望まれるところです。一方で、基肄城跡の遺構と史跡景観の保全も課題であるため、その両立が図れないものかという基山町教育委員会担当職員の悩みを解決すべく、一緒に現地にて考えました。

●土砂崩壊を起こした谷開口部

●土砂崩壊を起こした谷奥部の現状
谷間や山肌に堆積した土砂は、人力での除去は困難な状況でもあり、工事用道路の施工と併せての確認調査や場合によっては本調査の必要がある箇所が1箇所確認できています。今後は、治山ダム建設部局との協議が必要となり、工事に影響が出ないよう施工スケジュールと調整を図りつつ、両者のできることを持ち寄る協議を望むところです。
佐賀県で第一号に特別史跡に指定された特別史跡基肄城跡です。佐賀県の土木部局と文化財保護部局、そして基山町の県と町をあげた行政機関相互の連携が、強く望まれるところです。

●土砂崩壊を起こした谷開口部

●土砂崩壊を起こした谷奥部の現状
谷間や山肌に堆積した土砂は、人力での除去は困難な状況でもあり、工事用道路の施工と併せての確認調査や場合によっては本調査の必要がある箇所が1箇所確認できています。今後は、治山ダム建設部局との協議が必要となり、工事に影響が出ないよう施工スケジュールと調整を図りつつ、両者のできることを持ち寄る協議を望むところです。
佐賀県で第一号に特別史跡に指定された特別史跡基肄城跡です。佐賀県の土木部局と文化財保護部局、そして基山町の県と町をあげた行政機関相互の連携が、強く望まれるところです。