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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2018年11月12日

■「歴史的風致維持向上計画」にある「重点区域」(その1)

 関係する三省庁との協議に役場の方々に行っていただいた時に、町域全体を事業地にできるよう「どろどろまいりにみる歴史的風致」を前面に押し立てて議論をしていただいたのですが、「それは広すぎる」という三省庁の担当者からのご意見を受け、基山町の維持向上すべき6つの歴史的風致の内、国指定文化財との関わりが強い歴史的風致の範囲、さらに6つの歴史的風致がもっとも重なるところが、計画の大義と費用対効果の高さが見込める範囲ということで、計画書記載の重点区域が設定されてきました。


●『基山町歴史的風致維持向上計画(案)』より抽出
           【赤線枠内が重点区域】

 今後は、第1次計画を認定いただき、事業を展開しつつ、重点区域を広げようとするならば、町の北端に位置する国境石群の国登録文化財ないしは指定文化財にしていただくよう関係機関に働きかけが必要になってくるでしょう。国境石は各地に残されていますが、設置の経緯が記された文書や絵画資料とともに残されているのは珍しいものです。さらに、国境石は、現在の市町境にある例が多いのですが、基山町にある国境石群は県境にもあたっています。県、市町の行政境が保護の壁になっていることを考えると、もはや国レベルの保護措置しか動きようがないのも事実です。
 願わくば、「国境石群附関係文書」で国指定ないしは国登録文化財に指定していただきたいものです。そうなると、重点区域が基山町内の長崎街道沿いが広く加わることになります。 

                      ・・・・つづく。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 21:33Comments(0)参画事業