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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2020年09月16日

■木山口町まちづくり協議会 研修会への支援

 本日、午後1時から、基山モール商店街の中にある「まちなか公民館」で、木山口町まちづくり協議会の研修会へ、講師として本会の副理事長が講話を行いました。


●講話の様子

 木山口町まちづくり協議会は、令和2年7月29日に発足した協議会で、我が町きやまの玄関口、JR基山駅周辺のまちづくりを進めていくために立ち上げられた協議会です。契機は、平成31年1月に文部科学省・農林水産省・国土交通省の三省共管事業計画である『基山町歴史的風致維持向上計画』が国に認定され、様々な現代社会が持つ問題(空家、空き店舗、コミュニティの崩壊など)を解決する手法の一つとして、日本の個性である「歴史」を生かしたまちづくりを進めるために、関係する住民-事業者の方々に参集いただき、皆さんの持てる「知恵」と「力」と「技」を持ち寄る組織として立ち上がりました。
 落ち着いた語りで参集した皆さんを取りまとめられる協議会会長の元、これからの木山口を担う多様な人材で構成される協議会です。

 本日の研修会では、全国で起きている様々な社会問題を取り上げ、それらを解決する手法の一つとして、日本の個性であり、佐賀県の個性、そしてどこにもない基山の個性である歴史を生かしたまちづくりについて講話を行いました。その後、木山口町の長崎街道沿いの街並みの姿を再確認してみました。壊れかけている歴史的建築物や、再生された歴史的建築物など、今の長崎街道沿いの木山口町の姿を再認識できたところです。


●若宮八幡神社境内に建つ「松隈来造翁碑」前で説明に聞き入る皆さん
※松隈来造氏は、基山の商業発展に大変尽力された方で、木山口町まちづくり協議会のメンバーとしては、絶対忘れてはならない方です!
 
 自分たちのまちは、自分たちで「知恵」と「力」と「技」を持ち寄って創る。そして創った後は、自分たちで「育て」「生かし」「使う」ことが必要です。これまで行政機関がやってきた「御上」的設計プランの提示と、住民不在の工事では、住民意識の醸成など望めないどころか、管理は全て行政機関へという結果は見えています。自分たちで創るからこそ、愛着が芽生えてくるものです。

 長崎街道沿いにある実松川の河川改修工事については、単に河川改修に終わらせるのではなく、親水空間の創出や、螢が乱舞する場を生かした癒しの空間創出の話で盛り上がっていました。当然のことながら、基山商店の前ですので、酒宴を兼ねた癒しの場の創造であったことは言うまでもありません。
 このような楽しい会話が交わされる場が、木山口町まちづくり協議会の望ましい姿だと思いますし、その姿を今日見ることができたことは、大変大きな成果でした。

 協議会に集った皆さん、みんなで力を合わせて、我が町きやまの「個性」を生かしたまちづくりを考え、創っていきましょう。
 参集された皆さん、お疲れ様でした!

※本会は、基山町歴史的風致維持向上支援法人として基山町の指定を受けています。


●長崎街道沿いに設置された「長崎街道」の銘板
※基肄かたろう会の皆さんのご努力によって設置されたもので、これもできることを持ち寄ることの姿の一つです。  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 20:38Comments(0)活動・報告日記