2023年12月13日

感動と感謝

 去る12月10日(日)、基山町民会館大ホールを舞台に、第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』の公演を迎えました。

 着想から公演までの約半年間、長いようで短かった日々。
 毎年、そう感じ公演の「この日」を迎えて今年で12年が過ぎています。

 「到達点」の見えない第1回基山町立小中学校合同創作劇に、「勇気」を出して参画してくれた「子どもたち」も大きく成長し、青年として様々な場面に参画してくれていることは、一つひとつを積み重ねてきた者として感謝の念に堪えません。

感動と感謝
■集ってくれたみなさん ありがとう!

 我が町基山の年の瀬の風物詩ともなり、小中学校合同創作劇・きやま創作劇を巣立った多くの方々、また「きやま創作劇」を楽しみにしてくださっている観客の皆様が、公演のこの日に集ってくださっていることも、大きな喜びです。

 未来の町民に伝えていきたいモノ、それが文化遺産です。文化遺産は「守らなければならない」モノ、「継続しなければならない」モノではなく、文化遺産を基点(素材)として今を生きる私たちが集うモノだと思います。

 それを「きやま創作劇」が体現できていることは、文化遺産の持つ大きな力を示してくれていると思います。

 今回の『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』は、基山に生き、六国史に記されるほどの「基肄城」のことを、この「村」の者は誰も知らない。このことを「嘆き」だけで終わらせず、我が身の実践を通して佐賀縣民を動かし、そして国の第一類史蹟へと押し上げた久保山善映先生の物語です。

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■『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』

 しかし、今回の劇には「きやま創作劇」総指揮者である福永真理子氏から「小中学校合同創作劇」「きやま創作劇」を経験し巣立っていったOG・OBたち、そして今、参画しているみなさんへ、久保山善映先生の「セリフ」に託して人生訓・メッセージが込められている。

 自らの道を「極める」ことは、自らが切り拓くこと。
 誰かが決めた道を漫然と歩くのとは違い、自らが決め、後悔しない人生を一歩一歩と歩みを進めること。

 学歴社会が崩壊し、世の中では争いが起こり何が正義か分からなくなっている今。
 人さまに迷惑をかけず、自らが決断し、学び、経験を積み重ね進むこと。
 簡単なようで、「自ら決断する」ことから遠ざかっている世の中、何事も人さまに責任を転嫁する世の中(人)では理解し難く、とても難しいことかもしれません。

 この世(現世)での出会い、共に「時」を同じくするのも一度きり
 後悔のない人生を・・・・・・・。

感動と感謝



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Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 07:13 │Comments(0)主催・共催事業基山の文化遺産

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