2016年12月05日

■第1回きやま創作劇『ホタル列車』公演迫る!

 昨年の基山町小中学校合同創作劇『こころつないで 基肄城に秘められたおもい』終演から早1年が経ちました。多くの方々からの「演劇文化ある基山」の灯を消さないでという思いが実り、きやま創作劇実行委員会が立ち上がり、公演までこぎ着けることができます。
 これも多くの方々の支え、励まし、そして協働なくしてあり得なかったでしょう。
 「トリカイ人づくり応援基金」をはじめ関係していただいている多くの皆さまに、心より深く感謝申し上げます。

 「基山に芽生えた演劇の灯を消したくない。」という声を、実践を通して発議していただいたのは、現基山町長の松田一也町長です。町民総主役を実践するために創作劇を一つの素材として使って欲しいと関係者に訴えられました。その松田町長は、忙しい公務の間をぬって練習に参加され、劇中で基山の近代化の父と云われる梁井幾太郎村長をモデルとした「梁井村長」を演じておられます。
■第1回きやま創作劇『ホタル列車』公演迫る!

 創作劇『ホタル列車』は、大正十年代から昭和十年代に我が町基山の秋光川にあった、九州帝国大学源氏螢養殖場で育った螢たちを観光資源として活用し、博多方面から基山まで走った「ホタル列車」をテーマとして取り上げました。近代末期の基山が創作劇の舞台です。それぞれが「正義」を求めて立ち上がった近代。創作劇『ホタル列車』を通して、基山の近代を垣間見てくだされば幸いです。
 今回から子どもたちと大人のコラボレーションも、新しい試みです。劇に張りと緊張感を与える大人の役者の一声一声、大人顔負けの役者として育つ子どもたち。頑張る子どもたちの姿に、大人たちも応えようではありませんか。それが、先達・先輩・先人としての大人の役割です。
■第1回きやま創作劇『ホタル列車』公演迫る!
■総練習後の指導に聞き入る皆さん

 さあ、本番まで1週間です。もてる力を出し切るよう、そして悔いが残らないよう練習・練習です。「やりたいこと(理想)」と「できること(現実)」は違います。でも、そのギャップを埋める努力ができるのは、人にのみ与えられた特権です。その努力は、基山のご先祖様たちがきっと見ていてくださいます。ご先祖さまたちがくださる「時の運」を受けられるよう、頑張ってみましょう。
 先を見ず、目の前にある一言ひとことのセリフを、覚えるのではなく前後を踏まえた会話として大切に言葉にしてみてください。そうすれば、きっと自然体として言葉として口から出てきます。
 
 『ホタル列車』、終着駅「きやま」を目指して・・・・・。
■第1回きやま創作劇『ホタル列車』公演迫る!

「本日は、ホタル列車にご乗車いただきまして、ありがとうございます。まもなく、源氏螢で有名な「きやま」です。皆さま降り忘れなきよう、たくさんのご来場をお待ちいたします。」



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Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 20:26 │Comments(0)主催・共催事業

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