スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局  at 

2018年08月28日

■琉球大の学生、参上!

 現在、基山町教育委員会によって、夜水遺跡の埋蔵文化財記録調査が町内で進められています。
 炎天下の中、野外での発掘調査は過酷な作業です。
 そんな中、琉球大学法文学部考古学教室と同大学大学院博士前期課程の合わせて8名の学生さんたちが、若い力と知恵を持ち寄って参画してくれています。今回で二回目です。
 暑い中、皆さん元気に「飛び跳ね」現場を駆け巡ってくれているようです。埋蔵文化財の記録保存作業です。ひとつ一つが大事な記録ですので、「失敗」無きよう、でも「失敗した?」ということを分かって、何が失敗だったのか理解しつつ作業を行い、今後、失敗をしないよう学生のうちに、た~くさん「失敗した」経験を積んでいってください。

 どんなに偉い先生でも見ることができないことが、学生さんのみならず作業をしている皆さんには「特権」として与えられています。それは、当時の色を見ることができるという「特権」です。銅製品は、錆びる前の色を、植物の葉は緑色を、埋まった時そのままの色を見ることができるのは、掘っている作業員さんの「特権」です。それは、出土した瞬間に酸化が急速に進み、「浦島太郎」のごとく、埋まった時から出土した時の時間を急速に積み重ねるかのように、銅製品は緑青(ろくしょう)という銅製品の錆び色に、植物の緑色は茶色に変色してしまいます。「あっ!出ました。」と調査担当者の職員に言った瞬間から色がみるみる内に変化し、職員がそこにたどり着いた時には、緑青や茶色に変色した姿に変わっているのです。

 貴重な経験ができるのは、掘るという作業を行っている皆さんの「特権」です。でも、そう簡単にみられるものではありません。その時がくるまで謙虚に地道に、そして昔の人の歩みを明らかにするという気持ちで作業を行ってください。神様・仏様は必ず見ていてくださいます。・・・・・・・・その時は、突然やってきます。その時がくるのを、陰ながら祈ってます!

【琉球大学学生さんたちと当会・基肄かたろう会との合同懇親会の様子】

●当会理事長からの挨拶




●自己紹介の様子
(質問攻めにする会員諸氏。学生さんたち、ごめんなさい)

※基山町合宿所で懇親会を行いました。品数を少なくして質を上げていただくなど、臨機対応していただき、会も盛会に終わることができました。合宿所食堂のシェフ、ありがとうございました!また、伺います!
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 20:38Comments(0)活動・報告日記