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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2018年08月17日

■住吉神社と特別史跡基肄城跡(その4)

■筒の志をひ
 「筒の志をひ」にある神社、住吉神社。この住吉神社の御祭神を知ることで、「筒」が持つもう一つの意味を知ることができます。

●被災前の住吉神社

 ご存知の方もおられることと思います。住吉神社の御祭神は、住吉の三つの神(通称 住吉三神)と呼ばれ、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、上(表)筒男命(うわつつのおのみこと)の三人の神さまなのです。住吉三神は、伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の国生みの神々の物語に遡り、黄泉国(死の世界)に旅立った伊邪那美命を呼び戻そうとした伊邪那岐尊が果たせず、その際に黄泉国の穢れを清めるために禊ぎを行った際に、川の流れの深いところで生まれたのが底筒男命、中ほどで生まれたのが中筒男命、水面で生まれたのが上(表)筒男命なのです。

 そう、この三人の神様に共通する文字こそが「筒」だったのです。
 南水門の造形としての「筒」と住吉神社の御祭神としての住吉三神に共通する「筒」が、筒川の由来になっていました。

●住吉神社とお潮井採りの場、そして南水門

 造形としての「筒」が先か、御祭神としての住吉三神の「筒」が先かは、定かではありません。また、分かりましたらお知らせします。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 06:47Comments(0)基山の文化遺産