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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2013年11月14日

こもったき【神迎えの行事】

 先月10月は、神無月(かんなづき)。
 文字通り神さまが地域からおられなくなる月として、そう呼ばれています。

 一方で、この月、日本の中で一ヶ所だけ神さまがおられる国(旧国)があります。
 そう出雲の国では、10月を神在月とよび全国の神さまが一年の疲れを癒しに集われる月なのです。
 
 ここ基山をはじめ多くの地域で、かつては10月末(旧暦の9月末)に神送りの行事が、そして11月末(旧暦の10月末)に帰ってこられる神さまを迎える神迎えの行事が行われていました。お宮でたき火を焚き、空を飛んで帰ってこられる神さまに、戻るお宮の位置を知らせるためのたき火でした。

 ここ基山では、5区、7区をはじめいくつかの区で今も続けられており、むかしながらの神迎えの行事を見ることができます。
 
 今月末には、継承されている基山の各区のお宮で、子供たちの行事として行われています。


         ■基山町小倉 老松神社(5区)の「こもったき」


 余談ですが。出雲の国に集われた八百万の神々は、一年の疲れを癒すと同時に、縁結びの相談もされると伝えられています。ここから出雲大社は、縁結びの神という言い伝えが語られるようになりました。

 今年は、どのような縁が相談されるのでしょうね・・・・。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 21:51Comments(0)基山の文化遺産