2022年06月12日
■「時の記念日」の行事
一昨日前の6月10日(金)は、時の記念日でした。
今から101年前の大正10年(1921)のこの日に、全国各地で「時の宣伝式(現:時の記念日)」の行事が行われ、今では、「時」にゆかりのある兵庫県明石市や我が国において最初に「時」を管理したとされる天智天皇が拓いた近江大津京があった滋賀県大津市で行われています。
全国各地で「時の記念日」が開催されたことは、本ブログでもお伝えしてきました。
一昨日前の令和4年(2022)6月10日のこの日に、太宰府市民遺産第6号に認定されている「太宰府における時の記念日の行事」が、約3年ぶりに開催されました。

●令和4年6月10日開催の「太宰府における時の記念日の行事」

●行事の様子
一昨年、昨年は新型コロナウィルス感染症のために中止となり、昨年は、「時の記念日」施行100年の節目の年でありながら、代表の方、お二人が特別史跡大宰府跡正殿で執り行われたとお聞きしました。
太宰府でも101年前のこの日、特別史跡大宰府跡政庁地区を舞台に、「時の記念日」の行事が執り行われ、古代の大宰府にあって「漏刻」が置かれたと推定される「辰山((ときやま)「築山「月山」とも記載)」を見て、天智天皇が「時を管理した」この日に「時の記念日」が催行されることを、軍医であり郷土史研究者であった武谷水城氏が講話を行われています。
それから後、特別史跡大宰府跡が所在する地域を小学校区とする水城小学校では、「時の記念日」の行事が昭和末期まで継続され、その意味が失われるとともに、中止されるに至りました。しかし平成に入り、水城小学校の卒業生、先生による復興が図られ、現在に至っています。途中数年取りやめられた期間がありましたが、101年近くの時の流れを継続されていることは、実に素晴らしいことです。
行事自体は、水城小学校の校歌を「声高らか」に歌い、「度量衡の歌」を歌い終演するという行事ですが、1年に一度の参集の機会がコロナ禍にあって失われていただけに、参集された皆さんのお顔に笑顔が絶えない、「元気」な「太宰府における時の記念日の行事」でした。

●参集してくれた子ども達
特に印象に残ったことは、現役の水城小学校の子ども達が数多く参集してくれ、太宰府市教育委員会の学校教育課に尋ねると、水城小学校 学校運営協議会の中で活動されている地域コーディネーターの皆さまの熱心な取組みの成果だということでした。
我が町基山にも、天智天皇を顕彰する「天智天皇欽仰之碑」が我が町の宝特別史跡基肄城跡に聳え建っています。天智天皇は、単に基肄城跡を築造したということだけでなく、大陸からの脅威に備えるために国家体制の必要性を考え、この大きな志のもと、様々な改革を推し進めた人物として心に留めておく必要がある天皇のお一人なのです。

●特別史跡基肄城跡に建つ
「天智天皇欽仰之碑(昭和8年(1933)建立除幕)」
今から101年前の大正10年(1921)のこの日に、全国各地で「時の宣伝式(現:時の記念日)」の行事が行われ、今では、「時」にゆかりのある兵庫県明石市や我が国において最初に「時」を管理したとされる天智天皇が拓いた近江大津京があった滋賀県大津市で行われています。
全国各地で「時の記念日」が開催されたことは、本ブログでもお伝えしてきました。
一昨日前の令和4年(2022)6月10日のこの日に、太宰府市民遺産第6号に認定されている「太宰府における時の記念日の行事」が、約3年ぶりに開催されました。

●令和4年6月10日開催の「太宰府における時の記念日の行事」

●行事の様子
一昨年、昨年は新型コロナウィルス感染症のために中止となり、昨年は、「時の記念日」施行100年の節目の年でありながら、代表の方、お二人が特別史跡大宰府跡正殿で執り行われたとお聞きしました。
太宰府でも101年前のこの日、特別史跡大宰府跡政庁地区を舞台に、「時の記念日」の行事が執り行われ、古代の大宰府にあって「漏刻」が置かれたと推定される「辰山((ときやま)「築山「月山」とも記載)」を見て、天智天皇が「時を管理した」この日に「時の記念日」が催行されることを、軍医であり郷土史研究者であった武谷水城氏が講話を行われています。
それから後、特別史跡大宰府跡が所在する地域を小学校区とする水城小学校では、「時の記念日」の行事が昭和末期まで継続され、その意味が失われるとともに、中止されるに至りました。しかし平成に入り、水城小学校の卒業生、先生による復興が図られ、現在に至っています。途中数年取りやめられた期間がありましたが、101年近くの時の流れを継続されていることは、実に素晴らしいことです。
行事自体は、水城小学校の校歌を「声高らか」に歌い、「度量衡の歌」を歌い終演するという行事ですが、1年に一度の参集の機会がコロナ禍にあって失われていただけに、参集された皆さんのお顔に笑顔が絶えない、「元気」な「太宰府における時の記念日の行事」でした。

●参集してくれた子ども達
特に印象に残ったことは、現役の水城小学校の子ども達が数多く参集してくれ、太宰府市教育委員会の学校教育課に尋ねると、水城小学校 学校運営協議会の中で活動されている地域コーディネーターの皆さまの熱心な取組みの成果だということでした。
我が町基山にも、天智天皇を顕彰する「天智天皇欽仰之碑」が我が町の宝特別史跡基肄城跡に聳え建っています。天智天皇は、単に基肄城跡を築造したということだけでなく、大陸からの脅威に備えるために国家体制の必要性を考え、この大きな志のもと、様々な改革を推し進めた人物として心に留めておく必要がある天皇のお一人なのです。

●特別史跡基肄城跡に建つ
「天智天皇欽仰之碑(昭和8年(1933)建立除幕)」
『第16回きやま展 きやま創作劇を深く知る』展開催
■令和5年度歴史散歩開催
■歴史散歩現地研修
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その30)
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その29)
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その28)
■令和5年度歴史散歩開催
■歴史散歩現地研修
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その30)
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その29)
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その28)