2023年08月18日

■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その17)

■「址」「阯」「跡(蹟)」

 「紀念」と「記念」と同じように、日本近代において史蹟の呼称に3つの文字が使われています。本ブログの中でも、当時の表記をそのまま使用してきました。
 
 「あと」と呼称される漢字に「址」「阯」「跡(蹟)」の3つの文字が記されています。

■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その17) ■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その17)
【左:水門址、右:基肄城阯」
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その17) ■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その17)
【左:太宰府阯、右:水城阯】
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その17)
【特別史跡基肄城跡】


」土を止めると書いて固定された土台を表現し、「建物の土台」言い替えると礎石などが残る場所を指します。

」「こざとへん」=丘や山などの地形を表現し、それに「止」という字を付加してありますので、丘や山に遺されたものを表しています。

」人々の行為のあと

 字義を尊重すると、礎石建物などの主に遺構を「址」、それらや土塁・石塁などが山や丘に築かれた場所に「阯」、それら全てを取りまとめ、かつ人の行為が想定できる場を「跡」という表現になります。

 基肄城に当てはめてみると、
●個々の遺構を表現する「大礎石建物址」「水門址」
●これら遺構の総称(遺構群)であり築かれた地形を考慮した「基肄城阯」
●様々な人びとの行為の結集、「日本書紀」の記事や大宰府や韓半島勢力との関係などを総合し「基肄城跡」

 という表現になります。

 現在は「簡略化」され、人々の行為の痕跡としての「跡」一字が広く使われています。



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Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 17:51 │Comments(0)参画事業基山の文化遺産関連する文化遺産

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