2023年12月19日

■「第15回きやま展」展示替え

 昨日、令和5年12月17日に、第7回きやま創作劇『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』公演を終えたことを受け、覗きケースの展示替えを行いました。

 劇に込められた様々な思いをパネル化するとともに、創作劇総指揮者である福永真理子氏が使っていた書き込みがある「台本」や作品の完成度を極限まで高めるための「ダメ出し」ノートを展示しています。

■「第15回きやま展」展示替え

 この「ダメ出し」は、12月10日の公演の直前、1回目公演を受け、2回目公演の完成度を高める上でも役立てられます。作品のブラッシュアップをやり続けることの大事さを見ることができる、貴重な資料です。

 完成度を高める「求道」の精神は、様々な場面で必要とされることです。
 しかし、一旦公演本番に入ると静観し、次の一歩への「反省(糧)」へとつなげていく。

創作劇では公演という舞台が、否が応でも到達点として理解しやすいですが、社会生活の中では、なかなか到達点が見えず、いつまでも「ブラッシュアップ」しつづけ、終わらない仕事ぶり、生活ぶりの方をお見かけすることが多くなりました。
 結果、「成果」が出ず、「悩みのスパイラル」に埋没(沈没)していく。

 そうならないためには、思い切った「区切り」を自ら課し、その区切りまではブラッシュアップを続け、その区切りで一旦終わらせ、その時に「反省」をつづり、次へ踏み出す一歩とすることが大切だと思います。

 ひとの世に「完璧はない」

 であるならば、「完璧」に近づける努力をする。

実は、「完璧」と思っている目標自体が、自分のちっぽけな小さな見識の中での疑似「完璧」であることに気づき、違った多様な見識を受け入れつつ「完璧」に近づけていくことが大事だと思います。

 この時も「区切り」が節目として大事な役割を担います。

■「第15回きやま展」展示替え

 創作劇総指揮者の『福永ダメ出しノート』
 そういう視点でもご覧ください。



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Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 19:00 │Comments(0)参画事業基山の文化遺産活動・報告日記

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