2019年05月26日

■住吉神社復旧にむけて

 我が町基山の宝である特別史跡基肄城跡南水門の守り神・住吉神社の復旧プロジェクトにむけて、地元丸林の皆さんと基山町役場の担当者、そして当会の副理事長がオブザーバーとして、本日、夕刻に住吉神社前に参集し話し合いが持たれました。まずは、基山町役場から特別史跡基城跡の修理工事スケジュールが説明され、その後、今年認定を受けた基山町歴史的風致維持向上計画に基づく、歴史的風致形成建造物保存修理としての住吉神社復旧工事までの諸手続きが説明されました。

 昨年7月の豪雨によって被災した住吉神社は、現在は筒川に埋没した神社部材が引き上げられ、水門前の前庭に修理の時を待っているかのように置かれています。欠損した部材も多く、修理に相応の手間がかかりそうですが、完存した部材もあるため、これらを活用しつつ欠損した部材については新材にて復元し修理を行うことで可能ではないかと判断しています。

 修理する前提は、修理して終わりではなく、修理後も「お潮井」採りの空間として活用し、神社ともども活動が継続することが必要です。そこに、国土交通省の補助金が活用できる条件が課せられています。本日、参集いただいた地元丸林の皆さまのお一人おひとりのお姿に、修理にかける「力」を感じる思いがしました。

●被災前の住吉神社
■住吉神社復旧にむけて
■住吉神社復旧にむけて

 ご親族が寄進者として名を刻む神社部材を修理し復元する住吉神社復旧プロジェクト。
 復旧し「お潮井」採りが、この空間で再び催行されるその日を目指して、みんなで進んでいきましょう!

※令和元年度の第4回きやま創作劇『こころつないで ~基肄城に秘められたおもい~』の舞台でもあります。ただし、現在大規模な修復工事が行われています。工事車両などで大変危険ですので、南水門を含め周辺には近づかないよう、お願いいたします。



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Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 22:10 │Comments(0)基山の文化遺産

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