2018年03月24日

■「天神社」と「天満宮」、同じと思っていませんか?

 「天神社」と称される神社と「天満宮(天満神社)」と称される神社が同じだと思われる方・・・、ご注意ください。
 それぞれでお祀りされている御祭神に違いがあるので、混同しないように。
 我が町基山にも「高木天神社」「隼鷹天神社」「麻生天神社」「八龍天神社」があり、一方で「中隈の天満神社」「白坂の天満神社」「上野の天満神社」「西長野の天満神社」があり、天満神社は、その多くが天満宮と別称されています。

●基山町の天神社
■「天神社」と「天満宮」、同じと思っていませんか?
【高木天神社】
■「天神社」と「天満宮」、同じと思っていませんか?
【隼鷹天神社】
■「天神社」と「天満宮」、同じと思っていませんか?
【麻生天神社】
■「天神社」と「天満宮」、同じと思っていませんか?
【八龍天神社】

 天満神社(天満宮)の御祭神は、太宰府天満宮の御祭神である菅原道真公です。一方「天神社」と称される神社の御祭神は、菅原道真公ではありません。天神社は、元は「田神社(でんじんしゃ)」と呼称されていたものもあり、田の神さま、生産・生成の神さまという色彩が強く、基山にある4つの天神社もそれぞれの御祭神は、生産・生成や地域に貢献し生産の心の支えとなられた方が祀られています。
 では、混同されていた方、何故、「混同」が生じたのでしょうか?
 それは、天満神社(天満宮)の御祭神である菅原道真公は、その御霊を神格化した神として天満大自在天神(天満天神)と呼称されます。この菅原道真公が神格化された際に呼ばれた「天神」呼称に、天神社が天満神社と混同される理由が潜んでいます。
 ここからは、話が長くなりますので、・・・つづく。



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Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 00:49 │Comments(0)基山の文化遺産

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