2017年03月25日

発見!きやまの歴史3『契山ものがたり』発刊記念朗読会

 本日、25日(土)午前10時から、基山町立図書館多目的室を会場に発見!きやまの歴史第3弾となる『契山ものがたり』発刊記念朗読会が開催されました。
 松田一也町長も挨拶に駆けつけてくださった中、50名あまりの多世代の方々にご参集いただき、盛会のうちに終わることができました。

               ■ご挨拶いただいた松田町長

 『契山ものがたり』は、当会も参画している基山町文化遺産活用推進実行委員会発行で、平成28年度文化庁文化芸術振興費補助金を活用し、多くの議論を経て発刊にこぎ着けました。関係した皆さん、お疲れさまでした。


 この取り組みは、様々な媒体を通して、少しでも多くの世代に、わが町基山の歴史・文化に触れ、郷土に対する「愛情」を育てることを目的とし、その一つとして絵本・漫画など「絵画」媒体を通して伝えるのが「発見!きやまの歴史」シリーズです。
 今回のテーマは、わが町基山に伝わるむかし話の一つ、「契山伝説」を取り上げ、『契山ものがたり』として絵本化しました。
 「契山伝説」は、基山にある契山を舞台とし、奈良時代の『古事記』に記された、天孫降臨で名高い瓊々杵尊と木花咲耶姫、そして姫の父・大山祇命と姫の姉・石長姫の物語に原点がたどれる基山のむかし話です。

 朗読に先立ち、物語の舞台となる基山にある契山や神社について解説し、その後『古事記』について学術的な面からの解説が行われ、絵本に描かれている物語が、地域と歴史に根差した文化遺産からつくられていることをお伝えしました。



 その後、朗読会に入り、創作劇総指揮者でもあり、WaMuKa Academy代表でもある福永真理子さん朗読による『契山ものがたり』の語りが行われました。


 臨場感あふれる語りと、場を盛り上げる効果音楽に、いつしか物語の中に入り込んでしまったような錯覚を覚える、素晴らしい語りでした。

 第3弾まで発刊できました。基山の歴史や文化を学ぶ一つの媒体として定着しつつありますが、第4弾が発刊できるかは不透明です。当会も含め、「できることを」持ち寄って取り組んでいきたいと思います。

 本日、お集りいただきました皆さま、ありがとうございました。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 13:46Comments(0)参画事業