2021年12月15日

■第5回きやま創作劇【感謝編2】

 第5回を迎えた「きやま創作劇」。

 公演後に、観客の方から「演じている子どもたちが、自らの中に「基山の歴史」を落とし込んで、理解して演じているのが素晴らしい。」という感想をいただきました。歴史を学ぶ原点、それは身近な経験(成功・失敗)を身近な人びとに伝えていくこと。そして、経験を豊かにそして確かなものとしていくため世界観を広げて理解していくことだと思います。創作劇を演じるにあたって、必ず実践されていることは、事前学習が行われ、一回一回の劇で描かれる地域や時代背景、そして歴史的意味(歴史学上の位置)を学び、公演へと臨んでいきます。その成果の表現として、演じるキャストの皆さんの身体からにじみ出るオーラへと育っていっているのだと思います。

 学びは自発的に!それが一番心に残り、記憶に残る。

■第5回きやま創作劇【感謝編2】
●「契山伝説」の一場面

 女工たちのセリフにあった「坂妻よ・・、坂妻!」の「坂妻?って、何?」からキャストの一人が調べ学習をしていました。

■第5回きやま創作劇【感謝編2】
●女工たちの会話の場面

 自らの疑問に大きい・小さいはない。一つひとつの疑問を解決すること、これが真の学びへと成長していくキッカケだと思います。疑問をもって調べた彼女たちは素晴らしいと思います。次は、調べた内容の真偽を確認することへとつながっていけば、もう「一人立ち」でしょう。その日も近いと感じました。

 集った多くの皆さまから、お互いに多くのことを学ばさせていただく場、そこに「きやま創作劇」の社会的役割が存在していると思います。年齢に関係なく小学生から大人の皆さまの一つひとつの御言葉・行動に様々なことを学ばさせていただいています。本当に、ありがとうございます。



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Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 06:25 │Comments(0)参画事業

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