2023年08月25日
■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その24)
■「椽」「基肄」(その5)
漢字のよみについてお伝えしてきました。
もう一つ、「椽」の一字表記から「基肄」の二字表記への変化は、元明天皇の御世、『続日本紀』和銅6年(713)5月条に「畿内七道諸国郡郷名、着 好字。」と記され、さらに平安時代中期に編纂された『延喜式』民部省に「凡諸国部内郡里等名、並用二字、必取嘉名」とみえることから、「好字」は「並用二字」であると理解されています。この頃から、様々な字数で表現されていた地名などが二字表記に統一されたと考えられています。「好字」を二字とした背景には、中国の古地名の多くが二字であったことに由来するという解釈が有力です。
【続日本紀】明暦3年(1657)写
出典:国立国会図書館ウェブサイト 2023年8月22日利用
原本写真データを抽出改変
漢字のよみについてお伝えしてきました。
もう一つ、「椽」の一字表記から「基肄」の二字表記への変化は、元明天皇の御世、『続日本紀』和銅6年(713)5月条に「畿内七道諸国郡郷名、着 好字。」と記され、さらに平安時代中期に編纂された『延喜式』民部省に「凡諸国部内郡里等名、並用二字、必取嘉名」とみえることから、「好字」は「並用二字」であると理解されています。この頃から、様々な字数で表現されていた地名などが二字表記に統一されたと考えられています。「好字」を二字とした背景には、中国の古地名の多くが二字であったことに由来するという解釈が有力です。
【続日本紀】明暦3年(1657)写
出典:国立国会図書館ウェブサイト 2023年8月22日利用
原本写真データを抽出改変