2023年09月29日

■第2回文化遺産調査

 昨日、当会も参画し、文化遺産ガイドボランティア養成講座にて行っている、第2回文化遺産調査フィールドワークが実施されました。
 第1回目からの延長で、昨日は「つつみ跡」〜「東北門跡」までを踏査しています。

 皆さんの感受性に任せ、「気になるモノ」「興味のあるモノ」を探していくフィールドワーク。


【左:明るくなった住吉神社 右:倒れても生き続ける「根性タブ」】


【左:山中に転がる巨石 右:現代の境界標】


【左:境界石を前にひと議論 右:境界石】

 昨日も「堺」の文字が陰刻された境界石、現代の境界標、基肄城にある礎石建物の基礎石を考える上で重要となる道々にある巨石、基山(きざん)に棲息する動物を知る上で貴重な情報源となる散策路の真ん中にある小動物のフン、生活の知恵とも言える山芋を掘るコツ、今後の基肄城整備の際にヒントとなる「方向感覚がなくなる」山道、身近な記憶としての基山中学校の学校林や市町村合併の話など、基山(きざん)にある事物としての文化遺産から、踏査の際、皆さんの口々に語られる「お話」の一つひとつが文化遺産そのもので、楽しく興味深い第2回文化遺産調査となりました。


【お疲れ様でした】

 次回、第3回は10月28日(土)です。東北門跡から北ノ御門(北帝)周辺を踏査する予定です。今度は何が「飛び出す」やら、とても楽しみです。

 参画された皆さま、お疲れ様でした。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 09:02Comments(0)参画事業基山の文化遺産

2023年09月26日

■基肄城跡大礎石群「手入れ」作業

 昨日、9月25日に、特別史跡基肄城跡にある大礎石群において、除草ならびに小樹木除去作業を、基山町教育委員会に申し出を行い、通常の維持管理行為内で行っています。


【作業前の大礎石群】

 午前8時から開始し、当初は木陰の中での作業でしたが、次第に日が差すようになる中、当会会員も含め文化遺産ガイドボランティアメンバー8名で行いました。



【作業の様子】

 いよいよ秋の文化遺産ガイドシーズン到来で、今週29日の静岡県からのお客様をスタートに、来週は福岡県からの小学生をお迎えする予定となっています。

 また、除去した小樹木の一部は、11月23日・来年の3月20日に開催予定の「特別史跡基肄城跡ハイキング」の際の道標サインとして再利用するため持ち帰り、少しでも有効活用を図りつつSDGs(12 つくる責任・つかう責任 15 緑の豊かさも守ろう 17 パートナーシップで目標を達成しよう)に近づければと思います。


【作業終了!】

 当日参画いただいた皆さま、本当にお疲れ様でした。
 そして、心より深く感謝いたします。ありがとうございました。  


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2023年09月24日

■荒穂神社御神幸祭 4年ぶりに催行!(その2)

 9月23日(土)、4年ぶりに荒穂神社の御神幸祭が催行され、午後1時からの奉納芸能、お上り、そして御本殿前での5度の奉納芸能の演舞を終え、結びに獅子組による基山伝統の「いうぉて(祝って)三度」の〆で、荒穂神社の秋の大祭を終えることができました。



【上左:鉦風流 上右:獅子舞 下左・大名行列】

 お仮殿前での奉納芸能演舞の際、きやま創作劇で「八ツ並の姫」の主役を務めてくれたOGが、御神幸祭、奉納芸能についてアナウンス解説をしてくれました。西長野の方々で催行される鉦風流は、まさに「八ツ並の姫」で知られる八ツ並長者に関わる奉納芸能であるだけに、何かご縁を感じたところです。アナウンス解説をしてくれたこと、心より感謝いたします。


【左:アナウンス解説してくれた「きやま創作劇」OG】
【右:応援に駆けつけてくれた「きやま創作劇」の皆さん】

 また、今年度の第7回きやま創作劇「この道は 〜基肄城が基肄城とならしむる時〜」に集ってくれている皆さんも、アナウンス解説をしてくれた先輩の応援に駆けつけてくれました。本当に皆さん、ありがとうございました。

 奉納芸能が終わり、荒穂神社へ御出立です。このお上りの際、これまで氏子役員を務められた方々のお顔も沿道に見え、安堵とともに「元気」もいただきました。


【歴史的風致を向上するために美装化された参道に置かれた神輿】

 永正2年(1505)の記録に見え、500年以上の歴史を持つ荒穂神社の御神幸祭ですが、一年一年を大事に積み重ね、催行の手法も荒穂の神さまの「御行幸」である祭りの本質を失わないよう努めつつ、その時々の社会情勢に合わせていくことも必要ではないかと思います。


【神輿鳳凰の先に磐座であるタマタマ石】

 そして何よりも、お祭りは続けなければならないという関係者に重く負担を強いるものではなく、お祭りを通して一年に一度できることを持ち寄って集うことこそ、祭りの本質であり、文化遺産の社会的役割の一つだと思います。


【御本殿前での災払の演舞】

 結びに、全てを取り仕切られた氏子役員の皆さま、奉納芸能に携わられた皆さま、そして大祭に関わられた氏子や町民サポーターの皆さま、本当にお疲れ様でした。

 4年ぶりの催行、ありがとうございました。荒穂の神さまも「お喜び」でした!

追記
 御神幸祭、奉納芸能を解説してくれた「きやま創作劇」OGは、第47回全国高校総合文化祭放送部門優秀賞を受賞しています。「きやま創作劇」を巣立った皆さんが、それぞれの立場で、そしてそれぞれのできる役割で、社会で大きく羽ばたいていることに、創作劇を始めてよかったと思えるひと時でもありました。

  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 22:17Comments(0)基山の文化遺産

2023年09月23日

■荒穂神社御神幸祭 4年ぶりに催行!

 本日、早朝より荒穂神社の秋の大祭「御神幸祭(みゆきまつり)」が、実に4年ぶりに催行されています。新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、神事のみ行われ、荒穂の神さまが民の暮らしぶり、秋の実り、そして民の願いを聞かれる「御行幸(みゆき)」は中止されてきました。
 その間、氏子役員の皆さまにおかれましては、ご心労絶えない日々であったろうと思います。そのご苦労、ご心労に対し心より深く感謝申し上げます。

 令和5年9月23日(土)、4年ぶりの催行です。
 秋晴れのすがすがしい天候にも恵まれ、荒穂の神さまのお気持ちが表現されているかのようです。

 午前5時から、荒穂の神さまが御神殿から神輿へ移られる「御進入祭」が行われます。この頃鉦風流の催行者の方々による「寄せ鉦」が打ち鳴らされ、人々が次第に荒穂神社境内へ参集してきます。

 その後、御本殿前にて奉納芸能が催行され、午前7時、御旅所である鎮西隈(鎮斎隈)にあるお仮殿へ向けて出立されました。


【出立を待つ荒穂の神さま】


【潮井川にかかる大しめ縄をくぐりお仮殿へ出立】

 約1時間をかけて、「御行幸」の道を神輿に乗られた荒穂の神さまが、沿道の人びとの暮らしぶりや、稲穂たれる秋の実りを見、そして神輿の下をくぐる人々の「無病息災」の願いをお聞きになられ、お仮殿に到着されました。


【無病息災を願い、御神輿をくぐる人々】

 お仮殿に到着されると「お仮殿着御祭」が執り行われ、お下りが無事終了しています。

 午後1時から、お仮殿前にて4つの奉納芸能が行われます。
 今年は、4年ぶりの催行です。
 荒穂の神さまも笑顔で御覧になられることでしょう。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 10:31Comments(0)基山の文化遺産

2023年09月18日

■第7回きやま創作劇『この道は』練習進行中!

 本日から基山町民会館大ホールを使っての練習が始まりました。



 舞台上での立ち位置確認第1歩目が動き出すと同時に、ホール全体を包むような声を出せるよう

 「おーーーーーーーーーーーーーーーーーい」

 発生練習も行われています。



 舞台裏の「片隅」では、「あの男たち」の密かな練習も行われていました。

「あの男たち」の密かな練習

 少しずつ、少しずつ公演の舞台へ向かって進行中です。

 『この道は 基肄城が基肄城とならしむる時』

 基肄城を国の宝に押し上げ、基肄城に一番身近な基山町民に知らしめた久保山善映先生の物語です。

 乞うご期待!
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 16:20Comments(0)参画事業基山の文化遺産活動・報告日記

2023年09月18日

■荒穂神社の御神幸祭 しめ縄打ち

 昨日(17日)、午前8時から荒穂神社の秋の大祭「御神幸祭」に備え、御行幸(みゆき)の道にかかる「結界」を示すしめ縄打ちとしめ縄かけが行われました。氏子のほかにありがたいことに町民サポーターの方々も加え、「さしわら」つくり、しめ縄打ちが午前中になされ、午後から御行幸の道にしめ縄かけが行われました。町民サポーターの皆さま、心より深く感謝申し上げます。


【左:「さしわら」つくり 右:さしわら】

しめ縄打ち


【左:潮井川にかかるしめ縄 右:お仮殿入口のしめ縄かけの様子】

 しめ縄打ちが始まる頃、「豪雨」に見舞われ、一時はどうなることかと思いましたが、しめ縄を張る午後には小雨となり、潮井川のしめ縄、御仮殿のしめ縄張りも多くの方々の力で無事終えることができました。

 今回も、「荒穂の神さま」が万事治めてくださったお蔭様と心から感謝する一日となりました。

 夕刻からは、今回の座元となっている4区の公民館で「神の座」の神事終了とともに、本来は、神事後に神饌(お御供)を皆で「供食」することを意味する「直会」ですが、無事しめ縄打ちとしめ縄かけが終わったことへの感謝の気持ちと大祭の無事を願う気持ちを共に確かめ合う場として宴が催されています。

【今年の座元となる4区公民館】
※本来は個人宅が「座元」になりますが、様々な「ご負担」を考慮し熟考され、今年から公民館での取組となりました。荒穂の神さまが民の暮らし振りを見る、また民の願いを出向いてお聞きくださるという「目的」を逸脱しない、新たな取組として一歩を踏み出しています。

 一週間後の9月23日(土 秋分の日)に、荒穂神社の秋祭「御神幸祭」の大祭の日を迎えます。基山町内では奉納芸能の各組の練習が始まっています。

 「ドンキャン・キャン」鉦風流の鉦の音が、秋深まる我が町基山にやっと戻ってきた、そんな気持ちになる今年の御神幸祭の季節です。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 11:00Comments(0)基山の文化遺産

2023年09月14日

■特別史跡基肄城跡整備へむけて(その2)

 9月13日(水)、基山町教育委員会が進めている『特別史跡基肄城跡整備基本設計』策定にむけて、今後の基肄城跡整備への課題を現地で確認する取組の第2回目が行われました。

 基肄城跡がある基山(きざん)を舞台に活動を行っている6つの民間団体にお声がけがなされ、13日は当会ならびに前回同様「基肄かたろう会」、「文化遺産ガイドボランティア養成講座」の皆さまに加え、30年以上の活動歴をお持ちの「基肄山歩会」、そして「オキナグサ保存会」の皆さまとともに、基肄城跡が持つ課題について現地を一日かけて巡り、課題を出し合いました。

 前回同様の課題の他に、通天洞や便益施設に関する文化遺産が持つ景観や保全の問題についても熱く議論が交わされました。



 基肄城にある課題の数々

 二回にわたる聞き取り内容を十二分に咀嚼し、官民連携で『特別史跡基肄城跡整備基本設計』が策定されることを願うとともに、できることを持ち寄り史跡の価値を損なわず、町民みなが保護(保存と活用)できる特別史跡基肄城跡に生まれ変わることを心より願います。


「午前」と「午後」の振り返りの様子

 結びに、足早に巡る皆さまについて行くのがやっとという13日の基肄城探査でした。参画いただいた皆さま、お疲れ様でした。そして有意義なご意見を出していただき、ありがとうございました。

  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 19:55Comments(0)参画事業基山の文化遺産活動・報告日記

2023年09月10日

■特別史跡基肄城跡整備へむけて

 9月8日(金)、基山町教育委員会が進めている『特別史跡基肄城跡整備基本設計』策定にむけて、今後の基肄城跡整備への課題を現地で確認する取組が行われました。

検討の様子

 基肄城跡がある基山(きざん)を舞台に活動を行っている6つの民間団体にお声がけがなされ、8日は当会ならびに町内の文化遺産ガイドを担ってくださっている「基肄かたろう会」の方々を中心に、基肄城跡が持つ課題について現地を一日かけて巡り、課題を出し合いました。

 散策者むけの道標サインや文化財説明サインの不足、休憩のための椅子の不足、登山者による散策路の乱造・盗掘、散策路を塞ぐ樹木や眺望点を阻害する樹木の繁茂、急斜面を利用した危険な散策路、史跡地の無許可な私的使用など様々な課題が見えてきています。





 様々な課題がありますが、全てをひと時で解決することは困難です。
 そのためには、整備基本設計を行政だけで策定し、行政だけで担うのではなく、関係する町民みなで特別史跡基肄城跡の価値を遺しつつ、望ましい姿とは何かを考え、一つひとつ町民の手で監理された史跡地であることを取り戻すことが、乱れた特別史跡基肄城跡から整った特別史跡基肄城跡へと生まれ変わる一歩だと思います。

 今月13日に第2回目が行われます。「整備」は、散策路や各種サイン整備だけが「整備」ではありません。基肄城跡は「自然」豊かな山の中に存在します。樹木、草、昆虫、動物様々な自然物と共存しています。これらを含めて、どのように「整備」し「手入れ」をしていくのが望ましいことかを考え実践方法までを検討するのが『整備基本設計』です。

 基山(きざん)の歴史を考え伝える団体だけではつくることは十分ではありません。樹木や草花、昆虫や動物を考える団体も加わり、互いの団体の活動を尊重しつつ、特別史跡基肄城跡を保存するとともに自然との共生を行える整備設計にしていくことが、これからの「整備」のあり方だと思います。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 11:10Comments(0)参画事業基山の文化遺産活動・報告日記

2023年09月05日

■荒穂神社の御神幸祭4年ぶりに催行!

 9月・10月といえば、我が町基山の秋祭りとして、9月の荒穂神社の御神幸祭と10月の園部宝満神社の園部くんちが催行される季節です。
 しかし、ここ3年間、世界を席捲した新型コロナ感染症のため、規模縮小を余儀なくされ神さまが民の暮らしぶり、稲の実り具合などを見られる御神幸(みゆき)行事をはじめ、多くの人々が集い催行される行事が軒並み中止となり、何とも「一年の感謝」と「次の年への無病息災」への願いを伝える場が失われた、行き処のない複雑な思いを抱く3年間でした。

【奉納芸能】
●災払
●鉦風流
●獅子舞
●大名行列

 今年こそはと思っていた8月下旬に、関係区の氏子役員の方から氏子あて9月17日(日)のしめ縄打ち、しめ縄建て、そして9月23日(土)秋分の日の朝からの催行の連絡が入り、4年ぶりに荒穂神社の御神幸祭が行われることを知り、今年は「安堵」いたしました。

 多くの方々の力が集まり催行される秋まつりです。
 久しぶりに見る「お顔」、新たに加わる「お顔」など、なつかしさと嬉しさと、そして諸事動かれる関係する皆さまの大変さとが交錯するのが「お祭り」です。

 「こうあるべき」「しなければならない。」ではなく、一年(今年は三年のブランク)に一度集える「みんなの文化遺産」として「一つ」また「ひとつ」と積み重ねる気持ちで催行できればいいのではないかと思います。

 くれぐれも久しぶりの「御神幸祭」です。事故がないことを祈り、秋の「実り」と、そして集まられる多くの方々の無病息災の願いを「荒穂の神さま」に祭りを通して届けましょう。




※「荒穂神社の御神幸祭」は、当会のブログにも記してきましたが、『基山町史』に祭りの歴史や奉納芸能について記載されています。また、祭りに関わる様々な神事、所作、奉納芸能(災払・鉦風流・獅子舞・大名行列)、祭りに関係する建造物などを含めた詳細について『基山町歴史的風致維持向上計画』に「荒穂神社の御神幸祭にみる歴史的風致」として記載されていますので、併せてご覧ください。
※『基山町歴史的風致維持向上計画』は、基山町ホームページに掲載されています。「基山町歴史的風致維持向上計画」で検索してみてください。

  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 18:48Comments(0)基山の文化遺産

2023年09月02日

■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その30)

■様々な「物語」

 これまで29回のお話を記してきました。
 これら一つひとつの物語が歴史となり、つながり、今に至っています。
 「天智天皇欽仰之碑」の建立に込められた想いは、様々な人びとの想い、考えや社会の有り様、絡み合う多くの歴史の結び目の「ひとつ」として、今を生きる私たちの眼前に「天智天皇欽仰之碑」として「体現」してくれています。




 その歴史の結び目に収斂してくる全ての物語を描くことは困難ですが、第7回きやま創作劇「この道は 基肄城が基肄城とならしむる時」は、近代末期に生きた我が町基山の先人たちが歩んだ歴史を、今を生きる私たちが少しでも知り、そして何よりも未来へ生きるための糧・指針とするために皆で考え、支え合い、観に来てくださる皆さんへ伝えるために演じます。

 令和5年(2023)12月10日 基山町民会館大ホールを舞台に、集った多くの仲間が精一杯支え合い、演じ、そして観劇してくださる多くの皆さまと一体となって「きやま創作劇」は完成します。

 どうか、集ったみ〜んなで創り上げる「きやま創作劇」にお越しください。





  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 12:34Comments(0)参画事業基山の文化遺産関連する文化遺産お知らせ

2023年09月01日

■第7回きやま創作劇をふか〜く知る(その29)

■九州鉄道 基山驛開業(その3)

 大正10年(1921)8月5日に「基山驛」が開業し、当時の「お祭り騒ぎ」の様子を伝える古写真が遺されています。
 木山口町商工会あげての取組だっただけに、その賑わいぶりが伝わってきます。

 この後、大刀洗飛行場開設(昭和8年)、甘木線開通(昭和14年)など軍事的色彩を強めていく日本の歴史に合わせるかのように、ここ基山も火薬工場建設、基山製糸工場の軍事工場化へと次第に世界大戦の荒波の中にのまれていくことになったのです。

 この頃の基山の歴史を、第5回きやま創作劇「絹の糸」で描きました。

【絹の糸】

※基山町立図書館にDVD版・Blu-ray版のビデオとして配架してありますので併せてご覧ください。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 16:19Comments(0)参画事業基山の文化遺産関連する文化遺産