2015年01月31日

第8回歴史散歩に備えて

 平成27年3月7日(土)に開催される第8回歴史散歩に備えて、今日、基山・鳥栖・小郡クロスロード文化研究会のメンバー達が現地研修に出ました。当会のメンバーも、時折、小雪が降る中、熱心に歩いています。

 今回は、鳥栖-基山間を歩きます。

 テーマは、八並長者伝説と信仰の道です。

 八並長者は、基山の南部、八並金丸地域を中心に居を構えていたとされ、「八並武徳神」の碑が今も残るなど、むかし話とともに語り継がれてきています。「観音さまになったお姫様の話」は、よく知られた基山・鳥栖のむかし話の一つでしょう。

【八並武徳神の碑前での研修の様子】

 信仰の道としては、基養父の祠を詣り歩く「どろどろ詣り」の道も重ねつつ歩いて行きます。

【東福寺の観音堂前での研修の様子】

■第8回歴史散歩 ~八並長者伝説と信仰の道~
 期日:平成27年3月7日(土)
 午前9時頃 JR弥生ヶ丘駅前出発
 午後12時頃 JR基山駅着
 ※詳細については、決まり次第お知らせいたします。
 ※散策行程の都合上、設定時間を前後する場合もあります。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 14:36Comments(0)参画事業

2015年01月25日

基肄城を考えるシンポ開催!

 来月14日(土)午後1時から。我が町の宝のひとつである特別史跡基肄城跡について考えるシンポジウムが、基山町民会館大ホールを舞台に行われます。
 歴史上、大宰府を取り巻く情勢からみた三つの遺跡について、現場に携わっておられる3人の方にご報告いただきます。そして、大宰府の置かれた情勢のみならず東アジア世界から見た歴史的位置づけについて、福岡大学名誉教授である小田富士雄先生に御講演いただきます。



 水城跡、大野城跡が築かれた時代背景は、我が町の基肄城跡と同じですが、立地、構造、姿はそれぞれが持つ地理的・社会的背景によって異なっています。また、現在、それぞれの地域で取り組まれている活動も異なっています。
「他者を知って自らを知る。」と言います。真っ暗闇では、自らの姿を知ることもできません。基肄城を知るために、関係する2つ(水城跡、大野城跡)を知って、再び基肄城を見つめ直しては如何でしょうか。

3つの遺跡の“最新”でかつ“生”の情報が、一度に聞けるまたとない機会です。
参加費も無料です。是非、ご活用ください。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 09:48Comments(0)参画事業

2015年01月15日

きやまの情報発信!

 去る、1月11日(日)に、当会の副会長が鹿児島県大島郡喜界町へ行き、「文化遺産からはじまるまちづくり」の話をしてきました。その中で、基山町での当会の取り組みについて紹介しました。行政職員でもある副会長は、何故、住んでいるところで民間活動を展開しているのかについて話をし、①行政職員の「上から目線(してやっている。してもらっている。)」に陥らないため、②住民ネットワークの大切さ、そして何よりも③「文化遺産は守るのではなく、多くの人たちが時空を越えてつながる素材」であるということ話してきました。


 民間活動の「対価」は、満足感・充足感です。当会も多くの会員の皆さんの汗、知恵、行動に支えられています。「会費」は、お金に限りません。できることを持ち寄ることを根幹に据えて活動していることを併せて話してきました。


 我が町きやまには、特別史跡基肄城跡があります。その基肄城を素材にした創作劇「こころつないで」や「発見きやまの歴史1 基肄城のひみつ」の本を紹介しました。それぞれの活動から受ける「対価」は、子どもたちの演じきった姿、観客の皆さんの感動の涙、本を読んだ子どもたちから「基肄城」「きいじょう」という言葉が聞こえてくることです。お金には代えられない貴重な時間を戴いたと感謝しています。これこそ、③に掲げた言葉です。民間活動を通して、多くの方々とつながっていく不思議を感じながら、今後も、多くの方々とつながっていきたいと思います。

【喜界で見つけたしめ縄】



  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 11:17Comments(0)活動・報告日記