2019年07月15日

■平成30年度総会

 本日、令和元年7月15日(月)午前10時より、基山町民会館1階会議室にて、特定非営利活動法人基山の歴史と文化を語り継ぐ会の第2回通常総会を開催しました。20名を超える会員の皆さまにご参集いただき、①令和元年度から令和2年度の役員選出、②平成30年度事業報告、③平成30年度決算報告、④令和元年度事業計画、⑤令和元年度事業予算についてご審議いただきました。



●理事長挨拶の様子

 基山町役場ならびに基山町教育委員会が主催する諸事業の支援を柱に、できることを・できる範囲でできる力を持ち寄ることを原点に動く会であることを確認し、平成30年度総会を閉会しました。

 本日、集っていただきました会員の皆さま、連休の貴重な時間をいただきましたこと、心より感謝いたします。また、総会にあたり議長・副議長、そして議事録署名人を務めていただきました会員諸氏の皆さま、お疲れ様でした。

●議事説明の様子

 当会も、第4回きやま創作劇をはじめ、新たな御世・令和の年度事業が既に動いています。
 基山の歴史と文化を住民の皆さまはもとより、我が町・基山に関わる多くの町民の皆さま、町外の皆さまに伝えていくことを通して、未来の基山を元気あるまち・実りあるまち、そしてどこにもない「基山」に育てていきたい、そんな思いを広げる一助になることができればと思います。

 会員の皆さまのお力を結集し、令和元年度も進んで行きますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 13:23Comments(0)活動・報告日記

2019年07月02日

■創作劇『こころつないで』を、ふか~く楽しむために(終)

■創作劇『こころつないで』を、ふか~く楽しむために (終)

9.創作劇『こころつないで』を支えている人たち

 創作劇『こころつないで』は、じつに多くの方々によって支えられ、公演の日をむかえています。

 総指揮者福永真理子さん、創作劇実行委員会会長を務める当会理事長をはじめ、脚本監修、舞台設定、大道具、小道具、衣装、関係者調整、そしてキャストなど多くの町民の皆さんの精力的な参画によって支えられ、まさに「オール基山」を体現するまでに育ってきています。


●舞台設定
 (舞台監督あっての舞台設定です!)


●大道具設定
 (舞台監督の指示のもと、皆さんの手作業で組み上げられていく大道具)


●ボランティア作業で作られる衣装
 (集ってくださる皆さんの手作りです!)


●小道具衣装の製作
 (武人たちの鎧も一枚一枚の組み上げで作られていきます)


●第3回きやま創作劇に集ってくださったみなさん

みなさん!ありがとうございます!!

 小森前町長が立ち上げられ、松田町長に受け継がれた官民のできることを持ち寄る「官民協働」の先進的な取り組みとして定着し、近隣市町には類をみない基山の個性に育ちました。
 また、きやま創作劇の個性は、参加費無料、観覧料無料という近隣市町の同様の取組には稀有なモノで、自由に参画し、自由に観覧していただくことで、演劇文化、歴史への親しみをもっていただくきっかけにしていただけたらという、関係者の熱い思いで継続されています。
 
 一方で、身勝手を「自由」と錯誤しがちですが、人間力を高める場としても生かされ、創作劇で育つ子どもたちの姿に全てが現れてきていることを実感します。

 「オール基山」で取り組む「きやま創作劇」。
 12月8日(日)、基山町民会館大ホールを舞台に公演されます。
 町民の力の結晶を、是非、ご覧になり我が町・基山の町民力を体感してください。

   第4回きやま創作劇
    『こころつないで ~基肄城に秘められたおもい~』


●「約束するよ!平和な世の中にするって!」【第1回公演】



  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 20:32Comments(0)基山の文化遺産

2019年07月01日

■創作劇『こころつないで』を、ふか~く楽しむために

■創作劇『こころつないで』を、ふか~く楽しむために(その14)

8.創作劇「こころつないで」の軌跡

 平成23年(2011)度から、長年の懸案であった特別史跡基肄城跡南水門の保存修理工事着手の情報が、基山町文化財保護審議会に公開され、併せて関係者へと情報が広がっていきます。この情報を入手した一人の青年が、教育委員会へ自らの「思い」を伝えにやって来きます。

「子どもの頃から慣れ親しんできた、水門(特別史跡基肄城跡南水門)の風景が変わる。」
「「ありがとう!水門」と題して、何か取組ができないだろうか?」

 この問いかけから、創作劇『こころつないで ~基肄城に秘められたおもい~』の全てが始まることになるとは、誰一人想像していませんでした。

 平成22年(2010)11月10日、特別史跡基肄城跡南水門前を舞台に、保育園の園児たちと地元6区の皆さんをキャストとして「白村江の戦い」から「基肄城築城」までの物語が演じられることになります。


●「白村江の戦い」の場面

「我こそは!倭の国の兵士だ~っ」
「我こそは、唐の国の兵士だ~っ」

と声高らかに子どもたちが叫び、疑似「白村江の戦い」が繰り広げられます。結果、白村江の大敗から国土防衛のための水城・大野城、そして我が町の宝・基肄城の築造までが演じられ、(公財)古都大宰府保存協会から御借りした奈良時代の衣装を着た6区の皆さんが、天智天皇や大和王権の役人を演じ、石垣や水門を造り上げる姿を演じていただきました。短い時間ながら、御協力いただいた園児、6区の皆さまには、心から感謝いたします。


●石垣や水門築造の様子

 この劇の後、参集した皆さまでシャボン玉を飛ばし、「ありがとう!水門セレモニー」は終幕します。

●「水門、ありがとう!」

 それを見ていた大串教育長が一言、

「基山町内の小中学校の児童生徒で、基肄城に関する劇ができないだろうか。」

という問いかけが発せられます。

一同 「・・・・・・・。」
「・・・・・・・・やってみる・・・・・・・・か?」

 「となれば、あの人、この人、その人、あの団体、こちらの会、そ~いえば・・・。」
 
 この教育長のお一言から、多くの方々が集い、基山の演劇文化の華となる第1回基山小中学校合同創作劇『こころつないで ~基肄城に秘められたおもい~』へとつながっていくことになるのです。
  


Posted by 基山の歴史と文化を語り継ぐ会  at 20:57Comments(0)基山の文化遺産